第11章 聖なる夜は騒がしく(謙信様)(R-18)
謙信「良い子だな。今日は龍輝達のことは任せて、大人しく寝ていろ。
夕方、湯浴みの準備ができたら起こしにくる」
「はい、わかりました。でもお休みを頂くのは今日だけです」
従順に返事をしてしまう自分が悲しい。
謙信様にすっかりほだされてしまっている。
なんだか納得できない気持ちで、でも謙信様を欲する気持ちは抑えられない。
謙信「昨夜のようにまた乱れてくれ。俺の上でよがる舞は本当に美しかった」
さっと布団を捲られ夜着の中に手を入れられていた。
胸を揉まれ、乳首をつままれた。
「んっ……」
唇を舐められ、口を小さく開けると口内に舌が入り込んできた。
乳首はすぐに尖り始め、今すぐにでも欲しいと応じているようだった。
謙信様の目にユラリと熱が生まれた。
謙信「舞が愛おしすぎて壊しそうだ。許してくれ…愛している」
「ふふ、謝らないでください。身体は辛いですけど、謙信様にいっぱい求められて嬉しいです。私も愛しています、謙信様」
謙信様は嬉しそうに笑い、もう一度口づけをくれた。
こうして2日連続抱きつぶされ、私は謙信様に受け止められない量の精を注がれた。
愛する人に愛される幸せは甘美で、何度味わっても満足することができなかった。
「謙信様…あぁ、はげし……ん!」
謙信「舞……」
交わっている間、謙信様は何か言いたげに私の名を呼んだ。
「んぁ、なんで、すか…?」
謙信「なんでもない。俺をもっと感じてくれ」
「ひゃっ!?あっ……やぁ」
謙信「壊れるなよ、まだ、くっ、舞が足りないっ」
「うぁ……もう、あぁっ」
思い出すと恥ずかしいくらい何度も何度も求め合った。
謙信様だけじゃなく私も欲しくてどうしようもなくて、望んで受け入れた。
そうして交わし合った想いは、私のお腹の中でひとつの結晶となった。
「瑞穂(みずほ)だって。謙信様が名付けてくれたんだよ。
素敵な名前だね」
瑞穂「ふぇぇ…」
「ふふっ、可愛い」
瑞穂という愛の結晶が生まれた聖なる夜。
私と謙信様。別々に存在する人間が、お腹の中でひとつになった奇跡の夜だった。
姫目線 END