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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第1章 日ノ本一の…(上杉謙信)(R-18)


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今日はここに来てから、初めてのお休みを頂いた。
謙信様に『足腰の力が弱い』と指摘されていたので、今日は近くの山に登って鍛錬をする予定だ。

小姓の着物ではなく、身軽な着物を着て部屋を出た。


(竹筒の水はいっぱいにしたし、昼食も持ったし、出発!)


屋敷では過保護に護衛をつけられるので、1人で外を歩くことはなく、ウキウキした。


「佐助殿もどちらかへおでかけですか?」


玄関で佐助殿と会った。忍びの格好をしていない。


佐助「おはようございます、尚文さん。今から近くの山に鍛錬に行こうと思っていたところです」


鍛錬、と聞き興味が湧いた。


「佐助殿は山でどのような鍛錬をするのですか?」

佐助「その日によって目的は様々ですけど、今日は跳躍(ちょうやく)の鍛錬をする予定です」

「跳躍……っ!」


(全身の筋肉をうまく使わなくてはできない跳躍…!)


見てみたい…。そしてできないまでも足腰の鍛錬の参考にしたい。


(鍛錬をご一緒したいなんて言ったらご迷惑かしら…)


目を輝かせた私に佐助君が『ん?』と反応した。


佐助「尚文さんも一緒にやりますか?」

「いいんですかっ?!実は謙信様から足腰を鍛えろと言われておりまして、佐助殿が迷惑でなければご一緒したいです」


佐助殿は快く了承してくれて、私達は二人で山に登ることになった。


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