• テキストサイズ

☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第10章 姫がいなくなった(幸村)


光秀は容赦なく追い詰めてくる。

舞の話に生返事をしていた自覚があるから、言い切れない。
それに俺は信玄様みたいに女が喜ぶような言葉を知らない。


(舞は俺と居て、本当に幸せだったのか?)


幸せだと感じていたのは俺だけなのかもしれない。

光秀の存在を忘れて考え込む。
光秀はそんな俺を静観していたが、唐突に滞在許可を申し入れてきた。


光秀「……悪いが付いてきた家臣が体調を崩している。落ち着くまで滞在させてもらいたい」

幸村「?ああ、いいぞ。すぐに部屋を準備させて医者を呼んでやる」

光秀「かたじけない」

幸村「……」


こいつのことだ。何か意図があるんだろう。

頭痛持ちじゃねぇのにの頭がズキズキと痛んだ。


/ 1022ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp