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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第7章 姫が居なくなった(三成君)


光秀「それは俺がやる。早く行ってこい」

三成「参謀の仕事を放っては行けません」

光秀「行け。舞が行方をくらました付近には、その少し前まで上杉軍の前線が出てきていた」


上杉軍の前線と聞き、顔から血の気が引くのを感じた。


三成「まさか上杉謙信が…?」

光秀「姿を見た者が何人もいる。もし捜索隊と鉢合わせたらどうなるか。
 あの男は女嫌いだ。容赦なく……殺されるかもしれんぞ?」


がたっ!!


床几が音を立てて倒れた。


三成「舞様を見つけ次第、すぐに戻って参りますっ!」

光秀「わかった」


天幕を出て、急いで馬の用意をさせている間がひどく長く感じた。


家臣「準備できました!」


馬をもう少し休ませてやりたがったが、全力疾走させなければいけない。
申し訳ないなと首を撫でてやる。


三成「私は舞様の救出に向かいます。光秀様の指示に従うようにしてください」

家臣「はい」


先に行った者達の馬の足跡を追いかける。


三成「舞様っ!どうかご無事でっ」


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