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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第32章 私と恋愛する気ありますか?(謙信様)


謙信「図々しかろうが一度した約束は約束だ。
 しかも二言はないかと確認して、舞は絶対約束を守ると言った。
 約束を破ったら、逆さづりにして井戸に漬け込んでやろうか」

「し、死んじゃいますって。
 ひどいですっ、謙信様っ!」


井戸に漬け込まれた自分を想像し、舞は青ざめた顔で首を振った。


謙信「兎に角(とにかく)、早く水浴びしてこい。
 油でも塗ったかのようなテカリ具合だぞ」

「えっ!?!?やだ、いってきますっ!」


戸を閉めて服を脱いでいると、向こうから謙信の声が聞こえてきた。


謙信「水浴びが終わったら俺の部屋に来い。
 逃げたら地の果てまで追いかけるからな」

「う……はい……」


舞の逃げる気をしっかり削いだあと謙信は去っていった。


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