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【クロスオーバー夢小説】ソラのコ【REBORN×銀魂】

第6章 空4 増えていく友人


「たいっっっっへん申し訳ありませんっ!十代目の妹様とも知らずに無礼を働いて!」

 コンクリートに額がめり込む勢いで土下座をしている獄寺に綱吉は慌てふためき、飛鳥は全く気にならないのか何もせずに見ていた。

「獄寺君!そんなに謝らなくても!飛鳥の事話してなかった俺にも問題は合ったし!」
「アハハッ!そんなに気にする事じゃねーだろ?飛鳥も気にしてないみたいだしさー」

 飛鳥の様子を見てそう言った山本に土下座をしていた獄寺は顔を上げて言った。

「野球馬鹿は黙ってろ!知らなかったからって無礼を働いていい訳ないだろうが!」

 力んで言うと獄寺は再び飛鳥に向かって土下座をするのだった。これはもう飛鳥本人が何か言わない限りどうにもならないと判断して綱吉が飛鳥に視線を送ると気が付いてくれたのか口を開いてくれた。


「別に」


 一言だけ言いそれ以外は何も言わない飛鳥に獄寺は顔を上げて尋ねた。

「この無礼許していただけるのですかっ !? 」

 その言葉に飛鳥は不思議そうに綱吉に尋ねた。

「無礼なの?」
「いや…………飛鳥と獄寺君次第じゃないかな……」

 困り顔で答えた綱吉から獄寺へと視線を移した。獄寺は相変わらずの土下座体制のままで返答を待っている様だった。暫く獄寺を見つめていた飛鳥は綱吉に耳打ちをした。
 耳打ちをされた綱吉は困り顔をしながら獄寺に声を掛けた。

「元々気にしてないから構わないって。そんなに見られても何もしないから普通にしていればいいって」

 飛鳥の代わりにそう綱吉が言うと獄寺は目を輝かせながら言うのだ。

「流石十代目の妹様!なんとお優しい方なんだ!」

 勝手に一人感動している獄寺の姿に飛鳥は再び綱吉に耳打ちをした。

「この人元々こんな感じ?」
「あ――――うん…………多分そう」
「十代目って何?」
「……………………家に帰ったら説明するよ」

 疲れ気味に答えた綱吉にこれ以上はこの場では聞かない方がいいと判断をして耳打ちを止めた。飛鳥と綱吉の耳打ちのやり取りを見ていた山本は笑顔で言った。

「飛鳥は相変わらず照れ屋だなー。すぐにツナに伝言頼むもんなー」

 すると勝手に獄寺が噛み付き言うのだ。

「テメェと違って十代目の妹様はピュアなんだよ!」
「アハハ、獄寺はおもしれーな」

 一人暴走している獄寺にヘラヘラと笑っている山本。
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