【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第26章 第二十三話 ソト
ぱんぱんと打ち付ける度に、情けない程に涎を垂らしながら喘ぎ続けている。
激しい水音を鳴らしながら乱暴に突いても、快感にしかならないらしい。後ろからが好きなのか、池ヶ谷は酷く気持ち良さそうにしている。
突く度に激しく揺れる乳房を覆い被さりながら鷲掴みして、たっぷりと射精だ)してやった。
◆
「伊織準備出来たか?」
「後少し」
存分にセックスして風呂に入って部活に行く準備を整える。池ヶ谷が使っている石鹸は良い香りがして、普段から香っていたのはこれかと洗われながら思った。
(俺からも匂うのか?)
どうしても気になってしまうから腕の匂いを嗅いでいると、下着までしっかり着込んだ池ヶ谷が戻ってきて不思議そうに見ていた。
乳首の形が分からない胸を久々に見たと思うと下着が気になってきて、プチっと胸元のボタンを外して確認をした。
「あ、この下着も可愛い」
水色のブラジャーを見て正直な感想を述べた。最初見たとピンクのブラジャーも良かったけど、水色も悪くない。
池ヶ谷の白い肌には何色でも似合うみたいだった。
するっとスカートを捲くってパンツも確認する。上下お揃いの下着だからパンツも水色だ。
「これも後で俺が貰うな」
くぃっとパンツを引っ張りながら言うと、池ヶ谷は困った顔で俺を見上げている。くちゅっとキスをして額と額をくっ付けて言う。
「伊織のモノは全部俺の。裸で過ごすんだから無くても平気だろ」
「……う、うん」
頷いた池ヶ谷の額にキスをして、やっと出掛ける事にした。
部活とは言え、池ヶ谷と一緒に登校するのはこれが初めてだ。歩き慣れている筈の道なのに変に緊張する。
チラッと横目で見れば近過ぎず、遠過ぎずの場所に池ヶ谷が居る。
池ヶ谷がいると言う事実がこうも当たり前の景色すら変えてしまうなんて、改めて池ヶ谷に惚れ込んでいるのだと理解をした。
大した距離じゃないのに凄く長く、いややっぱり短く感じたと見えてきた校舎を見て思った。
校門を通り、部室棟が見えてきた瞬間、背後から馬鹿でかい声が響いた。
「あ――――!何で影山池ヶ谷さんと一緒にいる !? 」
振り向くとそこにいるのは自転車を押しながら走ってくる日向の姿。
本当に空気がいる読めない奴だと眉間に皺を寄せていると池ヶ谷は笑いながら言った。