【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第26章 第二十三話 ソト
挿入(いれ)たい衝動を抑え、池ヶ谷を抱き上げて家を出た。
七月の早朝の日の出は早い。明るくなりつつある空を見上げつつ、池ヶ谷の手を握ったまま足早に歩いていた。
目的は池ヶ谷の家だ。一週間帰っていないのだからその事実を隠す為に一旦帰る必要がどうしても必要なのだ。
久しぶりの外の環境に落ち着かないのか、キョロキョロと辺りを見回している。卑猥な格好をしているのも原因の一つなのだろう。
太股に愛液が伝っているのが見え、電柱の影に押し付けるとスカートの中に手を入れて、くちゅっと指を二本中に入れてやった。
「ひゃうっ !! 」
いきなりの挿入に池ヶ谷が大きく喘ぐ。グチュグチュと音を鳴らして掻き回してやれば、それだけで池ヶ谷はイってしまった。
ずるっと抜いて愛液まみれの指を綺麗に舐めた。今日も池ヶ谷の愛液は蜜の様に甘く美味い。
くたっと腕の中にいる池ヶ谷を見ていると犯したくて仕方ない。池ヶ谷も欲しくて仕方ないのか、ポタポタとお漏らししているみたいに愛液が止まらなく流れている。
「一発だけな」
チャックを下ろし、肉棒を取り出すと勢いよく根元まで挿入(いれ)る。じゅるんと厭らしく俺を飲み込んだ池ヶ谷は腰を逸らして喘ぐ。
「あっひゃっんんっ!」
ぱんぱんと腰を打ち付けながら、シャツのボタンを外して乳房を出して揉み解す。服が服の役割を果たしていない状況に池ヶ谷が言った。
「誰か来たらっ……見られちゃぅっ!」
「此処全く人が通らない道なんだよっ誰も来ないし見られないさっ」
説明するのと同時に膣内射精をしてやった。人通りがないとは言え、来ない訳ではないのですぐに乳房をしまわせて、快感で歩けない池ヶ谷を抱き抱えて急いで移動した。
早朝の事もあり、誰ともすれ違う事なく池ヶ谷の住むマンションに着いた。
ありふれたマンションでそこまで高級そうではなかった。
オートロックなのが珍しいと思いながら眺める隣で、池ヶ谷はポストに溜まっている郵便物を回収している。
「お待たせっ」
かき集めてきた郵便物をカバンに押し込み、俺の元へ池ヶ谷は駆け寄ってきた。ジッと見つめてやると不思議そうに首を傾げてくる。
「早く行くぞ」
「うん」
かちゃっと鍵を差し込めばロックされていたドアが開き中へ入れた。
「ウチは四階なの」