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【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】

第25章 第二十二話 センノウ


「伊織。伊織は男と女どっちが欲しい?」
「……ゃ……」
「俺はバレー教えたいから絶対に男がいいんだけど、伊織似の女だったらそっちでもいいかな、って思っててさ」
「……ぃ……や……」
「もう伊織の腹の中に子供がいるんだ。伊織は十六で母親になるんだな」

 するすると腹部を撫でて子供がいると言う不確かな事を現実の様に告げてやれば、洗脳が深くなっていくのかボーっとした顔で池ヶ谷は呟いた。

「私……妊娠して……お腹の中に赤ちゃんが…………飛雄様の子供がいる、の……」
「そうだよ、ココに俺達の子供がいるんだ」
「妊娠……どうしよ……誰にもっ、恥ずかしくて言えないよ……誰にも知られたくないよぅ…………」
「すぐにバレたりしないって」

 耳元で囁くと池ヶ谷がぶるっと震えてから、股をもじもじさせ始めながら言う。

「おへその下……むずむずするっ……赤ちゃんが出来ちゃったから?……子宮がある所がむずむずしてっ…………着床したの?今妊娠しちゃったの……?どうしよう、どうしよう……まだ高校生なのに受精させちゃったよ……恥ずかしくて、どんどんむずむずしちゃうよ……」

 快楽に震え、池ヶ谷は自分のお腹に手を添える。その手の上に手を重ねてやる。

「赤ちゃ……私の赤ちゃん……」

 手のぬくもりに安心したのか、俺を見てきた池ヶ谷にチュッとキスをする。
 とろんとした表情を終始していて、完全に今の池ヶ谷には正しい判断が出来ない様だ。

「伊織、離れたくない」
「お願い。何処にも行かないで、飛雄様」

 どちらかともなく求める様にキスをする。舌を絡めとって何度も角度を変え、互いの唾液を飲んでちゅるっと離れる。

「伊織」

 名前を呼べば俺の頬に手を触れて池ヶ谷は言う。

「好き」
「もっと」
「好き」
「誰が?」
「飛雄様が」
「好きなのは?」
「貴方だけ……んっ」
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