【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第5章 第二話 オソイ
流石に突然の事に驚きが隠せないらしい。どうしたらいいのだろうかと言う困惑の表情と驚きに、身体が硬くなっているのがすぐに理解出来た。
「池ヶ谷………」
名前を呼ぶのと同時に両手首を掴み上げながら、動けない様にベッドの縁に押し付けた。
「かっ……かげや、まくっ……………」
みるみる顔が青褪めていくその姿に興奮する。逃げられない様に両手首と腰を掴んで抱きしめる様な形になっていると、空いているのは口だけになってしまった。
その口を使い、ゆっくりと、でも確実にYシャツのボタンを一つずつ外していく。
「やっ……ま、待って……駄目っ……駄目だよっ影山君っ!」
必死に逃げようと身体を揺らすが男と女。それに体格差もある池ヶ谷の抵抗など無いに等しい。
ボタンが外れる度に少しずつ露になっていく色白の肌と、うっすらと見えていた桃色のブラジャー。透けて見えているだけの段階では可愛らしい、と思っていたのだがしっかりと見るとなかなか艶っぽいデザインをしていたのかと思った。
全てのボタンを外し終えると十センチほどだろうか、脱がせた訳ではないので最低限見える部分だけが俺の目の前に露になった。
日焼けした事がないのかと思いたくなる程に、色白の肌に栄える桃色のブラジャー。顔を背け耳まで真っ赤にしている姿がまた、俺を誘惑してくれる。
「すっげー……すげぇ綺麗だ」
余りにも自分とは異なる肌の色に我慢なんか出来ず、つぅっと舌を這わせてみると池ヶ谷がびくっと跳ねて叫んだ。
「ひゃっ !? だっ…………誰かっ !! 」
「誰もいないから無駄だ」
助けを求める池ヶ谷の言葉に俺が答えつつ、肌を這う舌を少しずつ上へと上らせていく。
腹部からゆっくりと上がっていき、ブラジャーの所まで辿り着きふと目に入った部品を尋ねてみる。
「なぁ……ブラジャーの真ん中のコレ……何?」
「ひっ !? 」
まるで生地と生地を繋ぎ止めていると言わんばかりの金具が真ん中にあり、これが何なのか分かった上で俺は尋ねてみて反応を見る。
舌を這わせてからソレに軽く歯を立てると、池ヶ谷は大慌てで応えてきた。
「そこは駄目っ!駄目なの影山君っ!」
「……何で?」
ガリガリ、と音を立てながら噛んでいると観念したのか、途切れ途切れの声で池ヶ谷は答えた。