【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第5章 第二話 オソイ
「ふろ……んとほっ…………く、なの……おね、がいだから……それは許して……」
やっぱりこれがフロントホックなのか。
勿論現物を見るのは初めてだったのだけど物凄く簡単に外せそうな物なんだな、と噛む力に自然と力を入れていく。
それに池ヶ谷もすぐに気が付いたらいい。大粒の涙を目に溜めながら必死に懇願してきた。
「れ、練習時間取って……ご、ごめんなさっ…………だからお願いだからっ……」
「その事に対して怒ってなんかいないから。でもその願いは……無理だ」
言うのと同時にガリッと強い力でフロントホックを噛みずらした。ホックが緩んだ途端、ばちんと弾ける様に離れた。
支えを失ったブラジャーって此処まで役立たずなのか。そんな事を目の前に映る光景を見ながら考えていた。
先程までしっかりと守っていた大事なモノからあっさりと離れて、肌から浮いている。その浮いた光景の向こう側にチラチラと見える濃い肌色。
あそこの色はピンク色だ、なんて本で見たけど嘘じゃないか。
ピンクとオレンジが混ざった感じの、茶色ではない独特の色をしているんだとチラチラと見える状況で考えていた。
「……いゃ…………」
必死に懇願したにも聞き入れてもらえず、自分の乳房、異性になど絶対に見せた事のない乳首を男の、部活の仲間である俺に見られてしまったと言う事実に、池ヶ谷は涙を流しながら羞恥に耐えている様だった。
そんな姿してももっと俺の事を興奮させるだけなのに、なんで気が付かないのだろう、と考えながら口を開く。
「池ヶ谷の胸むちゃくちゃでかかったんだな……着痩せするタイプだったんだ。ブラジャーない方がデカいとかヤベぇ.....これからはノーブラでいてくれよ」
「……いやっ」
「乳首の色もピンクじゃねーけどキレーな色。んな綺麗なの初めて見た」
「見ないでっ……」
「ブラジャーどかしておっぱい全部見たい。勿論見せてくれる、よな?ブラジャーが邪魔で乳首がよく見えないんだよ。折角綺麗な色してんのにさ」
「だっ駄目ェ!見ちゃ駄目ェ!」
必死で首を振る池ヶ谷の姿を見ながら逃げられない様に腰を掴んでいた手を上に滑らせて、後ろからブラジャーを勢いよく引っ張った。