【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第24章 第二十一話 ヘイジョウシン
ゆさゆさと乳房を揺らしながら自分の口を押さえて声が漏れない様にしている姿が、予想外にヤバくて驚いた。池ヶ谷は俺を刺激する天才としか思えないレベルに達している。
「……ァ……ゥ……」
小さく喘ぎ鳴く池ヶ谷に声が聞きたい、と欲が出てきてしまう。口を塞ぐ手を無理矢理剥がして、腰を突き上げると池ヶ谷の口から声が出そうになる。
唇を噛み声が出ない様にしている姿が健気だ。池ヶ谷の弱い所を突けば口が開いて声が漏れる。
「ひゃうっ……!」
池ヶ谷の口を俺の口で塞いでみる。静かに突かれ弱過ぎる快感が辛いのか、池ヶ谷の表情は苦しそうにしている。
「激しいの……欲しい、かっ?」
俺の言葉に池ヶ谷の口から懇願の言葉が出てきた。
「ほっ…………欲しいっよ……これ辛っ……」
ポロポロ泣きながら快感を求めてこられたら我慢なんて出来ない。力を入れて突き上げようとした瞬間。
ピンポーン
「「 !! 」」
玄関のチャイムの音にビクッと動きが止まった。チャイムの音の後にパタパタと足音が聞こえ、すぐに母親の俺を呼ぶ声がした。
「飛雄ー!ご飯届いたから食べに来なさいー!」
身体と身体が繋がったまま、平常心を保って返事をしてやる。
「おう、今行く」
ぷるぷる震える池ヶ谷を見る。中途半端な快感を与えられてもどかしさに紅潮している。けれどチャイムで正気に戻ってしまったらしい。
荒くなってしまった呼吸を何とか整え様としている。
「タイミング悪いな」
「あぅ……っ!」
ずりゅっと肉棒を抜いてやると服装を整えて、見た目に問題がないか確認をする。変な乱れはないから大丈夫だろう。
親にバレる事はないだろうと確信しながら、ベッドの上に倒れる池ヶ谷にキスをして言う。
「すぐ戻ってくるからな」
パタンとドアを閉めてリビングへと向かう。階段を降りているといい匂いがしてきて腹の虫が鳴った。
「来た来た。伸びちゃうから早く食べなさい」
「あぁ」
ガタッと椅子をずらして座ると食べようとして止まる。それに母さんは不思議そうに尋ねてきた。
「あれ?お腹空いてるんでしょ?」
「おう。ただ部屋で食べようかなって」
「別に良いけど食べ終わったらすぐに食器持って来なさいよ」
「分かった」
お盆にラーメンと餃子を乗せると何食わぬ顔で部屋へと戻っていく。