• テキストサイズ

【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】

第21章 第十八話 イワカン


 規則正しく一定のリズムを続ける挿入の快感が気持ちいいのか、俺の背中に爪を立てて抱き付いて離れない。

「キモチイイ、かっ?」
「あっうっ……イイ、キモチイ……」

 ビクビクと震える膣内(なか)の奥、子宮内に当たり前の様にまたドロリと精子を吐き出してやった。
 子宮内射精(なかだし)の感覚に潮を吹き、抜いてやるとコプッと膣口から精子が零れ落ちる。
 射精(だ)された証拠である精液が自分の身体から零れ出ている様子を、イき顔で感じている池ヶ谷を抱き寄せて言う。

「出来るだけ早く帰ってくる」
「…………うん」
「いい子にしてるんだぞ」
「……うん」

 離れたくないと思っているのは池ヶ谷ではなく、本当は俺だけであると理解しながら何度も告げる。不安そうに池ヶ谷は俺の事を見上げていて、くちゅくちゅと音を立てながらキスをした。

「行ってくる」

 ぎゅっと抱き締めてから部活へ行く為、池ヶ谷を一人残して俺は出掛けていった。





「えー !? 池ヶ谷さん今日休みなの !? 」

 体育館でストレッチをしていたら日向の馬鹿みたいにデカ イ声が派手に響いた。池ヶ谷の名前を呼んでいた。

「う、うん。ちょっと風邪引いちゃったんだって」
「風邪かぁ~、仕方ないけどさぁ」

 説明をしている谷地さんに対して、口を尖らせながら日向は文句を言っている。日向と池ヶ谷は仲が良いからきっと話し相手がいなくて文句を言っている、だけだ。
 いや、もしかしたら日向は池ヶ谷の事が好きなのかもしれない。友達ではなく。
 だから来ない事に対して五月蝿くなっているのかもしれない。

「日向は池ちゃんと仲良いもんな、いないと寂しいよなぁ」

 日向の様子を見て菅原さんが苦笑いしながら言ってきていた。当然であるが俺以外から見ても、やっぱり二人は仲良く見えていたのか。
 だけど菅原さんは普段からそんなに日向と池ヶ谷の事を見ていたのだろうか?いや、本当に二人を見ていたのだろうか?もしかして……。

「早く風邪治るといいなぁ」
「夏風邪って頑固だって言うもんな」
「俺らも体調管理ちゃんとしなきゃですね」
「龍は絶対に大丈夫だろっ?」
「ノヤっさんそれどー言う意味っ !? 」
「まぁまぁ」

 何時もと同じ光景を蚊帳の外から眺めていたら、清水先輩が俺に声をかけてきた。

「影山も怪我無理したら駄目だからね」
/ 336ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp