【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第16章 第十三話 ハキツヅケ
そっと繋がったままの結合部にそっと触れて、恥ずかしいのか小声で言われた。
「ズキズキする…………膣内(なか)にいてもいいから動かない、で」
上目使いで挿入(いれ)たままでいいなんて言われたら、一気に興奮で大きくなってしまった。勿論それに池ヶ谷が気が付かない訳がなく、カァッと赤面してしどろもどろに尋ねてくる。
「な……なんで……大きく…………なった、の?」
「伊織が俺の事刺激するからに決まってるだろうがっ」
「し、してない……よっ」
俯いてしまう池ヶ谷を力一杯に抱き締める。身体を暖めてくれる役割のお湯すら、邪魔をしてくる存在に思えてしまってイラっとした。
「ひゃっ !? 」
繋がったままザバッと湯船から出て床にぺたんと座ってやる。毎回いきなりの俺の行動に池ヶ谷は付いていけないので、不思議そうに俺の事を見つめてくる。
なんとなくだがイラっとしている事に関しては察しているらしく、おどおどとしているので正直に言う。
「お湯が俺達がくっついてんの邪魔してきた」
ぽかん、と俺を見つめ少ししてからぽつぽつと言ってきた。
「そ、そうなの……お湯……が……」
ぎゅむっと抱き締めてやるとふにゅっと乳房が潰れくっ付く。お湯がないから池ヶ谷の体温も分かるし、聴覚を邪魔する水音も聞こえてこない。
「ほら、全然違うじゃねーか。伊織の生肌マジ柔らかくて気持ち良すぎる」
ふにふにと何度も胸が潰れる様に背中を押してやる。
俺の胸元に吸い付く様にくっ付いてきてそれだけで物凄い快感だ。もち肌ってこの事を言うのかとつんつんとつついてもみる。
コリッとした乳首の感触も柔らかい中に不自然にある硬さで良い。押し付け続けていると互いの乳首が上手い具合に重なって、それに気付いた池ヶ谷の膣内(なか)がキュッと俺を締め付けた。
「乳首擦れ合うの気持ちいいな。コリコリだよ、伊織のは」
「んっ……うん…………」
言えばまたキュッと膣内(なか)が締まった。池ヶ谷は言葉による攻撃に滅法弱い様だ。
乳首を擦り合わせる感触に無意識に腰を浮かし、耳元で囁けば腰を落としてしまい弱々しいピストン運動になった。
「……っ……伊織っ」
「飛雄っ様っ!」
池ヶ谷の腰を掴んで突き上げようとした瞬間、池ヶ谷がギュッと背中に掴みついた。
「いっ !? 」