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【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】

第16章 第十三話 ハキツヅケ


 ピクッと反応した池ヶ谷に言う。

「体力ねぇから動いたりしねーよ。ただ繋がりたい、離れたくないんだ」
「……私を……離さないで……アァ!」

 ずぶんと一気に挿入(いれ)てしまう。何度犯されても、何度貫かれても池ヶ谷の身体に来る衝撃は変わらないらしく。びくんと全身で反応して膣内(なか)を激しく締め付ける。

「んふぅ……」

 甘く声を漏らしながらに俺の背中にしがみ付き、爪を立ててきた。素肌に爪なんか立てられたら痛いに決まっている。
 小さく痛みの声を出してしまい、それに気が付いた池ヶ谷が慌てて手を離そうとしたので抱き締めて告げる。

「もっと……強くしてくれ」
「で……でも……」
「伊織の手で俺に傷付けてくれよ……俺は伊織だけのモノだっていう視覚的な何かが欲しい」
「飛雄様……」

 再び俺の肩に爪が食い込む痛覚が走る。

「動いて……」
「……え?」
「乱暴に、強引に、動いて……私を犯して」
「っ !! 」

 池ヶ谷の誘い文句に強く下から突き上げた。

「いぁっつ!」

 衝撃に悲鳴を上げるのと同時に、肩に食い込む爪の痛みが一気に強くなった。犯される衝撃を耐える為に必死に掴む指に力が入るらしい。
 ばしゃばしゃと湯を外に飛ばしながら挿入(いれ)て出してまた挿入(いれ)てやると、池ヶ谷の爪が俺の背中を強く引っかき出す。その痛みと言ったら皮膚を抉られる激痛に痛みを口にしてしまう。

「いて……痛ぇ!」
「ごめっ……ごめんなさっ……飛雄様っ!」
「もっと……もっとその痛みをっ……俺にくれっ !! 」
「あぁっ…… !! 飛雄様そんな乱暴に突衝いたら……いたっ膣口(いりぐに)が擦れて痛いっ!」

 互いに互いの身体に与えてくる痛みに顔を歪め、その中に混じる快楽に興奮していく。乱暴に犯せば犯す程、池ヶ谷の引っかきは増えていき、皮膚を抉られる感覚に神経が背中に集中した。

「……いてててて」
「だいじょう……ぶ?」

 イかずに動くのを止めて、ズキズキと背中の痛みを感じながら池ヶ谷の事を強く抱き締めていた。自分で要望したとは言え、傷は傷だ。痛ぇしお湯が滲みる。
 本気で痛がっている俺の事を池ヶ谷は心配そうな視線をずっと送り続けていた。

「つか伊織は大丈夫なのかよ?痛いって何度も言ってただろ?」
「あ……う、うん…………」
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