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【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】

第15章 第十二話 ヤリタイコト


ズブズブと挿入(いれ)られて本当に苦しそうにしている。
 それを頭は理解しているのだけれど、心や身体が犯せ孕ませろと俺に命令してきて、理性などなくなり本能に正直に行動してしまう。

「……んん…………」

 苦しそうに声を漏らすも目を醒ます事が出来ないのでされるがまま、俺からの行為を受け入れるしか池ヶ谷に道はなかった。

「イくっ……またイくからなっ伊織っ!」

 ぐぃっと下から突き上げ、子宮口に亀頭の先を付けるとまだ出るのかと言う位の量を子宮(なか)へ吐き出した。
 流石の俺も息が上がり、気を失ったままでいる池ヶ谷をぎゅっと抱き締めてイった余韻に浸る。

「ふぅ……ふぅ……はぁ…………」

 肩で息をしながら池ヶ谷の腹部を撫で回す。汗と愛液と精液でびしょびしょになっている俺の手が撫で回すと、濡れない訳がないから腹部はすぐに粘着液でびしょびしょになった。
 繋がったまま離れたくないと心が訴えてくる。そんなの訴えられなくなって分かっているのに。

「伊織っ……伊織っ」

 目を覚ましてくれ、俺の名前を呼んでくれと片想いが溢れ出てくる。分かっている。こんな行為を繰り返している俺の事を池ヶ谷が好きになる事なんて在りえない。
 俺に嫌悪感を抱き恐怖しか感じていない。少しでも犯されない為に愛している、と言葉を紡ぎご機嫌取りをしているだけだ。
 性行為を気持ちよく感じてしまうのも俺が相手だからではなく、俺以外とでも同じ感覚に陥る。本能であり、欲を満たす為にするのが人間なのだから。
 俺以外の、好きな相手に告白され、恋人となり甘い関係を池ヶ谷はイメージしていただろう。
 なのに実際はただの部活仲間に強姦され、監禁されて望まぬ妊娠をする為に休む事なく犯されている。池ヶ谷の目には俺はもう部活仲間ではなく、強姦魔の犯罪者に見えているに決まっている。


 突然襲ってきた罪悪感は、嫌悪されたくないと言う自分勝手な理由から生まれていて、結局の所俺は自分の行動は正しいのだと本質的に思っている。


 胸が締め付けられてどうしようもなく苦しくなっていると腕の中でぴくん、と池ヶ谷が動いた。抱き締めたまま顔を上げるとうっすらとだが目を明けていた。目を覚ましたらしい。

「伊織っ!」
「あっ……」
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