【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第14章 第十一話 ショクゴノ
弱い所を何度も突けばイき、その締め付けで池ヶ谷の膣内(なか)で俺もイった。
互いにぜいぜいとイった所為で、激しく呼吸をして酸素を取り入れている。先に落ち着いた方から動き出し、俺ならばピストン運動を、池ヶ谷ならば膣内(なか)の激しい締め付けをして互いを刺激し、犯し犯され続けた。
イく度に体位を代え、上から、下から、後ろから、横から、と犯してない場所はもう無くなっていた。池ヶ谷の身体の中で分からない程、全てを俺で突き染める。
射精(だ)される度に俺に許しを請うが、赦さないと精を吐き出した。
気が付いた時には五回もイっていて、池ヶ谷は殆ど意識がない状態で俺に抱き締められていた。繋がっている時間の方が長い気がして離れるのが寂しく思った。
池ヶ谷の膣内(なか)はもう俺の形で固定されてしまったかの様で、完璧な俺専用の鞘容れになっていた。
「……ふゅっぁ…………」
名残惜しいと思いながら抜くと小さな声を出し、弱弱しく俺の胸元をぎゅっと握り締めてきた。
「どうした?」
ゴロンと仰向けになり、池ヶ谷を上に乗せてやるとそろそろと起き上がって尋ねてくる。
「…………五回全部……膣内射精(なかだし)しちゃった?」
「あ――、うん。ばっちり出した」
悪びる事無く正直に言うと、ぽふっと顔を埋めて言われた。
「……馬鹿。赤ちゃん出来ちゃう」
「出来ちゃう、じゃなくて作ってるって言ってるだろ。俺達子作りしてるんだよ」
「……子作りヤダ」
埋めているので頭を撫でてやれば、そろっと池ヶ谷の顔がこちらを見てきた。そっと頬に触れて撫でながら言う。
「全然ヤダ、って顔に見えないぞ」
「ヤダ……もん…………」
再び顔を隠してしまった池ヶ谷の頭を何度も、何度も撫でて幸せなひと時を心行くまで堪能した。
(2016,3,25 飛原櫻)