【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第12章 第九話 クチヅケ
池ヶ谷のファーストキスはまだと知ると、心の中でガッツポーズを取って言う。
「じゃあ今から俺とシよう。ココのキス」
ぷにゅっと唇を触る指を離すと軽く頬を赤らめながら、池ヶ谷は顎を少し上げ目を閉じた。キスが来るのを待つその姿がクソ可愛くて、顎を掴むと唇を重ねた。
互いの唇がふにっと触れて離れると、寝惚けたまま池ヶ谷が目を開けて俺を見つめてくる。
「もっとシたい。伊織、目閉じろ」
「ん」
俺の命令に素直に従い、目を閉じた伊織の唇に何回も口付ける。触れるだけのキスを何回かシて離して言う。
「口、少し開けろ」
「……んっ」
僅かに口を開いたので今までと違う深い口付けをする。開かれた隙間に舌を滑り込ませ、池ヶ谷の舌を絡め取る。
池ヶ谷の舌は今まで体験した事のない食感で、ぬるぬると口の中を動き、絡め取ると独特の柔らかさがあった。
クチュクチュと舌を絡め合いながら、両手で乳房を鷲掴みして揉み解く。俺の手の中で形を変え、びんと乳首は硬く尖るのでキュッと摘む。
「アッ!」
乳首を摘まれキスをしたまま池ヶ谷が声を漏らした。口の端からどっちのモノなのか分からない唾液を流し、乳首の快感に腰を浮かせていた。
「……ぷはっ」
深いキスを止め唇を離し口を拭う。乳首を解放してやり恋人繋ぎをして、ディープなキスを繰り返し行う。
寝ぼけながらも受け入れ続ける池ヶ谷にそっと告げる。
「俺の唾液飲め」
口を閉じ唾液を溜めると開き、池ヶ谷の口の中にツゥっと垂れ流す。上から流れ落ち続ける唾液を受け止め、コクコクと喉を鳴らしながら池ヶ谷は俺のモノを飲んでいく。
寝惚けて理解出来ていないのか分からないが、何時の間にか池ヶ谷の股はぐしょぐしょに愛液まみれになっていた。
興奮して感じているのか、濡れシミがどんどん広がっていく。
逆をさせたらどうなるのだろうか。好奇心と言う名の欲望はすぐに行動に移させる。ぐぃっと腕を引き膝立ちさせて腰を抱き締めて言った。
「伊織の唾液、俺に寄越せよ」
ごくんと俺の唾液を飲み干すとそっと俺の頬に触れ、スルッと舌を出して口を開いた。少しすると舌先に唾液が集まっていって長い糸を引きながらポタ、ポタ、と俺の口に入り出した。
トロンとした表情をしながら、唾液を垂らす姿はまるで淫乱そのモノだ。