第76章 【番外編】騙して

ガチャッ


「やっ……やだっ……」


ガチャッ


「……ほ、解いて……」

　池ヶ谷が嫌がり動く度に無機質な金属音が響く。
　首輪用に買ってきた鎖は長いので、気を失っている間に手首に巻き付け、ベッドの足に括り付けた。
　そして足も同じ様に足首に巻き付け、陰部を丸出しにする様に膝を曲げて広げたポーズになる様に太腿にも鎖が巻き付け、固定してある。
　気を失っている間に腰をくねらせる以外の動きが出来ない様に拘束され、池ヶ谷は泣き震えている。
　拘束されている為に乳房の先端で勃つ乳首も、Ｍ字開脚で膣口が見えるまでに広がっている縦筋も隠せていない。
　アダルト作品でしか見た事がない様な姿にさせられ、俺がスボンとトランクスを脱いで反り勃つ肉棒を取り出すのだから、何をされるのか分かるのに抵抗の術が池ヶ谷にはない。


ちゅくり


　膣口に亀頭の先がくっ付いたので、挿入が始まると池ヶ谷が叫ぶ。

「いやぁ！挿入（いれ）ないでぇ !! 」

　ちゅぷちゅぷと何度か膣口を突いて、膣口を亀頭で柔らかくなる様に刺激し、広げていく。
　愛液と精液で常に濡れている腟内に挿入（はい）るのは容易な事で、亀頭がカリまで挿入（はい）り、肉棒が腟内への侵入を始めた。

「やだぁ !! 」

　動けないのに暴れる為、金属音の擦れあたる音が虚しく響き、池ヶ谷は身体の中に俺を挿入（いれ）る事を受け止める他なく、レイプされる。
　ぱちゅぱちゅと挿入の音が鳴り響き、池ヶ谷は性行為している事実を知覚でも理解する。

「気持ちイイだろ？伊織……早く子供作ろうぜ」
「いやっ……アッアッ……妊娠は……まだ……やだぁ……！」

　結合部を粟立てながら、池ヶ谷の悲鳴が続く。
　今回はどんな要求をして、池ヶ谷を絶望させてやろうか。考えるだけで喉が鳴り、舌なめずりせずにはいられない。
　文字通り抵抗出来ない女を、好きなだけ犯すのは堪らなく気持ちが良い。
　勿論それは愛してやまない池ヶ谷に対してのみ感じる感情であり、他の奴には思わない。
　好きな女を好きなだけ自分好みの方法で犯す、のが良いのだ。

「美味そうな乳首……」
「やだっ！吸わないでぇ！」

　ズボズボ犯されながら、乳首を吸われ、池ヶ谷の喘ぎ声が悲鳴の様に部屋に響く。
　上も下も休む事無く犯され、どんどん身体を開拓されて、性行為なしではいられない身体に育ててやる。