【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第69章 another:13.5
自分からしている事の興奮を噛み締めながら、根元まで影山君を挿入(いれ)てしまった。
自ら挿入(いれ)てしまった事にイきそうになってしまう。
動くのが苦手だからこれ以上は一人では出来ないけれど、自分の意思で影山君を挿入(いれ)た。それだけで満足だった。
「……気持ちイ」
影山君と繋がって身体だけじゃなくて心まで気持ち良くなる。毎日駄目なまでに繋がっているのに、まだ繋がりたいと願って行動してしまうなんて、どうしたらいいのか分からない。
繋がったまま影山君の上に倒れ込んで、彼の胸板に頬擦りして温もりを感じる。
腟内(なか)に挿入(はい)っている陰茎は熱い。脈打つ男の熱は女の中が好きなんだろうと思う。
何時挿入(はい)っても影山君の陰茎は熱いのだけれど、私の腟内(なか)も影山君にとっては熱いのだろうか。
「赤ちゃん……」
そおっとお腹に触れて呟く。
私の中に居る子供は私似なのか影山君似なのか、まだ妊娠検査薬を使ってないのに、居ると確証持って考える。
影山君似の子だったらやっぱりバレーが好きな子になるのかな、と。
お父さんにバレーをいっぱい教えてもらうのかな、と未来を想像して胸がいっぱいになった。
「赤ちゃん……影山君の赤ちゃん…………」
十五歳で妊娠だなんて許されない事だけれど、やっぱり嬉しくて仕方ない。
愛する人の子供が自分の身体の中に居るなんて夢の様。
私の遺伝子と影山君の遺伝子が交わって生まれた存在が、私の子宮に居る。
「赤ちゃん……出来ちゃったのどうしよ……」
妊娠したならばこれからは悪阻が来るし、お腹も膨らんでしまうし、胸もまた大きくなってしまう。
妊娠したら乳首の色が黒ずんで乳輪も大きくなるみたいなので、どんどん私の身体は大人へ成長してしまうのだと不安になる。
「乳首……濃くなるのヤダな……」
影山君が綺麗だと言った乳首の色が変わるのが嫌だった。
濃くなった乳首を嫌だと言われたらと思うと不安になってしまう。
身体の変化が怖い。妊娠して変わってしまうのが不安。
「飛雄様……」
不安を拭う様に抱きつく。影山君の心音を聞きいてゆっくりと落ち着いていくのが分かる。
影山君の存在が無いと落ち着けないから、私は二度と影山君から離れる事は出来ない。