【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第67章 Another:12
「伊織ー、ただいまぁ。もぉーお母さん疲れちゃったわよぉ」
玄関からお母さんが仕事から帰ってきた声が聞こえてきた。本当に疲れているのが分かる声。
「お帰りなさい」
自室から返事を返すとお母さんは言う。
「もー激務過ぎるからお母さん高い入浴剤買ってきちゃったわよ。疲れを取るには入浴が一番!半身浴でゆっくり1時間以上入りたいけど良いかな?」
話しながら脱衣場へ入っていく音が聞こえる。何時も働いているお母さんには疲れを取って欲しいので、私はすぐに答えた。
「うん、良いよ」
「何時も伊織には寂しい思いさせてごめんねぇ。お父さんも激務続きだから、落ち着いたら三人で何処か食べに行こう」
「うん、楽しみ」
パタンと脱衣場のドアが閉まる音がして、またすぐに開く音がすると付け足す様に言う。
「お母さん、久しぶりにピザ食べたいから一時間後に注文頼んでもいいかなー?」
「耳にソーセージ入ってるの?」
「そうそう!お願いねー」
パタン、とドアが閉まる音がまた聞こえ、お母さんがお風呂に入って出てこない事が分かった。
「…………」
ドアから視線を戻す。目の前には全裸になって私の事を組み敷いている影山君の姿がある。もちろん私も全裸で、ベッドに横たわっている。
チラッと視線を落とすと影山君の準備は万端の様で、陰茎は硬く反り勃って、私の恥丘に擦り付けていた。
影山君の手が私の太腿に触れるとグイッと持ち上げられ、足を開かされて陰部が露になり膣口に陰茎を宛てがわれた。
「……本当に……今から、スるの?」
くにゅりと亀頭が挿入(はい)ってきたので、影山君は冗談ではなく本気でセックスしようとしている。
私の部屋なのは問題ない。もう何度も私の部屋でセックスしているだから。
問題は……親が帰ってきていると言う事である。
両親は私が家に男の子を招き入れているなんて、思う訳がない。ましては自室で身体を重ねて子供を作っているなんて、夢にも思わない筈。
「その為に伊織の親が帰ってくるまで休憩してただろ?」
そう、今日は私の家で及んでいたのだけど、帰宅が早くなるのは朝から分かっていた事。それを伝えたら、影山君がどうしても親が居る中でヤりたいと言い出して今に至る。