【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第66章 another:11.5
本当ならばレイプされた相手なんて嫌いになる筈なのに、私はその逆の感情を持った。
犯されれば犯される程愛してしまい、監禁からとっくに解放されているのに、自ら望んで身体を差し出し、離れずにいないでいてしまっている。
妊娠したら駄目だと分かっているのに、子宮内射精(なかだし)する彼を本気で止める事をしないで、寧ろ望んでしてもらっている位になっていた。
影山君相手だからこんな感情を抱いてしまっているのか、彼以外を知らないし知りたいとも思わないので分からなかった。
「今日はもう風呂以外ここから出られねぇからな」
ベッドの奥に隠されていた鎖に繋がれた首輪を付けられ、初めての時にされた監禁スタイルになる。
こんな事をしなくても逃げたりなんかしないのに、影山君はこうして物理的に私を拘束しないと、逃げ出さないと安心出来ないみたい。
「伊織」
起き上がりながら呼ばれるので、影山君の膝の上に跨り、ツンと勃つ乳首を差し出しながら言う。
「飛雄様好き……」
私の言葉を聞き満足気に胸にしゃぶりつかれた。吸っていない方の胸はがっしりと鷲掴み、片方は吸い付き片方は揉みほぐしで同時に違う刺激を与えてくる。
「好き……好き……」
乳首を吸われながら何度も好きだと伝える。
影山君は未だに私が無理矢理言わされていると思っているみたいだけど、私は本心からそう思っている。
好きじゃなければ一緒になんて居ない。好きじゃなければ身体を見せたりなんてしない。
愛していなければ身体を重ね合わせて、子供を作る為に子宮に射精なんてさせる訳が無い。
「飛雄様……好き好き……」
どうしたら影山君に私の本音が伝わるのか分からない。
スタートを間違えてしまったからか、それとも私は本当に彼にとっての性欲処理の存在なだけなのか分からない。
「伊織……挿入(いれ)るぞ」
昂る陰茎が膣口に宛てがわれたので、ゆっくりと腰を落として影山君を迎え入れた。
挿入(いれ)るのが私は苦手なので、時間が掛かってしまうし、動きもぎこち無くなってしまう。
影山君はそんな私を見るのが好きだと言って、私から挿入(いれ)て動く様にと毎日言う。
影山君に命令されると嬉しくて逆らえない。
影山君に必要とされている気がするから。
「んっ……アッ……」