【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第65章 another:11
イって力ない私のキスが良いのか、影山君は私が胸元から離れない様に、がっしりと後頭部を掴んで離してくれはしない。
必死に彼の胸にキスをしている内にまた子宮内射精(なかだし)されていく。
(子宮内(なか)にまた射精(だ)されちゃった……でもいいの……)
チュッチュッとキスを続けながら、薬指の指輪を見る。
指輪を見るだけで胸が締め付けられる。私の薬指はもう影山君のモノになったんだと思うだけで、幸せだったから。
(私は影山君のモノ……影山君の赤ちゃん産んで……奥さんになるの…………)
ギュッと抱きついて胸板に頬擦りしていると、繋がったまま押し倒され、今度はゆっくりと挿入しながら言われてしまった。
「そんなに指輪嬉しいのか?」
指輪のある薬指に舌を這わせながら言われて、嬉しさとイきすぎているのが原因で、思考が上手く回らなくてつい頷いてしまう。
だって左手の薬指でお揃いの指輪だと……。
「…………結婚指輪みたいで嬉しいの……」
私の言葉に影山君は抱きしめて言ってきた。
「早く子供産んで結婚したいな」
「結婚する前に赤ちゃん……恥ずかしい……」
「十五で妊娠して十六で産むんだもんな、伊織は」
パンパンと鳴る結合部を感じながら、デートで見た妊婦さんを思い出して言う。
「やだやだっ……妊娠したらお腹大きくなっちゃう……妊婦さんのお腹になっちゃうの恥ずかしいよぉ」
「俺は一日でも早くボテ腹の伊織が見たくて仕方ない。俺の子供腹で育ててデカくなってるんだからな」
「赤ちゃん……飛雄様の赤ちゃん……」
ぬぷぬぷと鳴らしながら挿入され続け、妊婦しているかもしれない現実が日に日に強くなっている今、身体の異変を感じ初めていた。