【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第64章 another:10
「それじゃあ遅くならない様に全員真っ直ぐ帰宅するんだぞ」
澤村先輩に言われ、皆真っ直ぐに帰路へつく。
バスの仁花ちゃんを見送って影山君と二人歩いている。
カランカランと鳴る下駄の音を聞きつつ、チラッと影山君の左指を見ると夢じゃなかったのか、指輪がある。
私の指にも同じ様に指輪があり、言葉が出ない。
影山君がどうして買ってくれたのか分からない。でも嬉しくて、買おうとするのを止める事が出来なかった。
この指輪は私達の関係になるのだろうか。
(……無くしたくないから帰ったら大事に置いておこう)
そんな風に考えている間に家に到着してしまって、今から浴衣姿でセックスするのかと緊張してしまった。
(2021,3,22 飛原櫻)