【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第62章 another:8
そんな風に考えながらクレープを自分のペースで食べ終わり、顔を上げるとずっと見ていたらしい影山君と目が合った。
目が合ったら我慢なんて出来なくて、じっと見つめ返すと私が何をして欲しいのか、影山君はすぐに分かってくれた。
そして、人の往来があるのに深い方のキスをしてくれた。
くちゅりと舌を絡め合い、クレープによって甘くなっているキスに酔いしれずにいられなかった。
烏野から少し離れているこの場所で、私の勝手な感情だけれど、私達が恋人だと他人に見せ付けるのを赦して欲しい。
ちゃんと明日からは周りに感づかれない様に気を付けるから。今日だけは好きな事をさせて。
甘美なキスに酔いしれて長く長く、何度も口付け合った。
(2021,3,11 飛原櫻)