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【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】

第61章 another:7


「白福アンタまたちょっかい出して……」
「女の子同士の秘密の話とアドバイスしてあげてただけだよぉ~」

 白福さんの言葉を疑っているのか、雀田さんの視線は厳しかった。慌てて私が同意する様に頷くと、信用してもらえた様で会話内容まで聞かれずに安堵した。

(……そんなに見ちゃってたんだ)

 気が付かれる位に互いに見てしまっていたのならば、今後は気を付けないと。特に菅原先輩は本当に周りを見ている人なので、注意しなければ。

「何、話してたんだ?」

 影山君がすぐに私の所に来て、こっそり尋ねられたので、顔を赤くしながら小声で伝えた。

「…………宮城に戻ったら」

 二人っきりでないと話せない内容であるとすぐに分かってくれたらしく、影山君はそれ以上はこの場で追求してこなくて安心しつつ、気が付かれたくなくて影山君の方を見ない様に意識しながら宮城へと帰るのだった。
(2021,3,11 飛原櫻)
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