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【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】

第61章 another:7


 私が戻ろうとすれば戻れない理由を作るかの様に足を開かせて、子宮の場所を押して膣口から精液を溢れ出させて言う。

「精子、垂れ流してるのに皆の所に戻れるのか?」
「それは……」

 皆と一緒にいながら、膣口から精液が出てきたら恥ずかしくておかしくなりそう。
 でも、このまま戻らないと影山君と二人でいた事を知られてしまう。
 私達の関係を詮索されたくない、知られたくない。
 私が目で必死に訴えると、必ず影山君の傍にいる事を条件で戻る事をやっと許してもらえたのだった。





 合宿日程が全て終わり、バスで宮城に戻る準備も整った。
 荷物を積み込み終わった所、白福さんが私に手招きをしてきていた。

「?」

 どうしたのかと思いながら行くと、そっと耳打ちで言われた。

「もしかして池ヶ谷ちゃんってセッター君と付き合ってる」
「……ふぇっ !? 」

 いきなりの事に顔を真っ赤にすると、ニマニマと笑いながら白福さんは言うのだ。

「いやぁ、池ヶ谷ちゃんの事見てたらねぇ、チラチラセッター君の事見てるし、同じ位セッター君も見てきてたからさ」

 言われてそうだったのかと、顔を赤くしながらも慌てて否定をした。

「つ、付き合ってとかないです!チームメイトなだけで!」

 私の反応にますます白福さんは楽しそうに続けて言うのだ。

「ははーん、じゃあ両片思いって事なのかなぁ?青春いいねぇ」
「えと……だから…………」

 返答に困る私に白福さんは言ってくれた。

「私はじっくり池ヶ谷ちゃんの事を見てたから気付けたけど、勘がいい奴だと気が付くかもしれないから、知られたくなかったら気を付けてねぇ。烏野だったら眼鏡君とか先輩セッター君辺りね」

 月島君と菅原先輩に気を付ける様に、とアドバイスをすると、ギューって抱き締めて白福さんは言う。

「やーん、私の池ヶ谷ちゃん盗られちゃうの残念だぁ~。上手くいけたら教えてねぇ~」

 私と白福さんに気が付いた雀田さんが、足早に駆け寄りながら行ってきた。
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