【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第60章 another:6
「…………はぁ」
夜中、トイレに目が醒めてしまいすぐには寝られなさそうと、夜の校内探索をしていた。
ゆさゆさと揺れている胸に視線を落とすと、シャツの先端にある乳首が勃っているのが分かる。
あの後、やっぱり無理だったのかホックが弾けてしまい、サイズが合わない下着を身体が拒否してしまうので夜の間くらいは……とノーブラでいる事にした。
「宮城帰ったら……下着買いに行かないと」
影山君にも伝えた方が良いだろうかと考え、ボンと顔が赤くなってしまった。当たり前の様に自分の事なのに、影山君への報告義務があると思ってしまっている自分に赤くなるのが止まらない。
(確かに私の全ては影山君のモノだから、勿論この胸も影山君のモノなんだけどっ)
下着を付けるのが苦しくなる位、バストアップしてしまったと報告したら影山君はなんて言ってくるのだろう。
喜んでくれるだろうか。それとも大き過ぎるのも、と嫌がるだろうか。
(そう言えばもう……もう三日もシてないんだよね……)
すっかり出きってしまったらしく、膣口から直接流れる事も尿に精液が混じる事もなくなってしまった。
三日間もセックスしてないのがおかしく感じてしまい、ぷるぷると首を振った。
(違う違う!今までが異常だったの!普通は毎日セックスも中出しもしないの!)
性欲があってか異常な性回数が私達には普通だから、それが一般的であると勘違いしそうになる。
それ程までに尋常じゃないセックスをして、子宮内射精(なかだし)を続けていると影山君に愛されてるのかな?と思い上がってしまう。
二人っきりで逢いたい。名前を呼びあって裸体になって抱き合いたい。そして繋がって身体に精子を注ぎ込んで欲しい。
(合宿……1週間って長かったんだな……)
火照る身体を冷やす為に窓を開けて夜風を受けながら夜空を見上げる。
宮城の空と都会の空は違うんだなぁ……と。
ふと、こんな時間で就寝部屋から離れている場所にいるのに視線を感じ振り返ると、そこには影山君が居た。
「かげ…………飛雄、さま?」
つい、二度目の呼び掛けで苗字ではなく名前を呼んでしまった。
男と女の時の呼び方を。
それでスイッチが入ってしまったのか、有無言わさず近場の空き教室に連れ込まれ、パンツと一緒にズボンを脱がされ、下半身を晒してしまう。