【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第59章 Another:5
「赤ちゃ……赤ちゃん、出来ちゃう……」
快楽に震えながらに言うと、陰茎を奥へと挿入(いれ)ている影山君は言う。
「ハッ……欲しいんだろ?俺の子供、腹の中に欲しくて仕方ないんだろっ?」
「お腹にっ……飛雄様の赤ちゃん……欲しい……っ」
トントンと子宮口を突かれ、始まる子作りに期待してやまない。子宮に精子を出して私の排卵日を心待ちにしている。
そう言えば六月の生理は来たけど、七月の生理はまだ来ていない。
私は生理周期は安定している方だと思うけど、突然始まった性行為生活と生活環境の激変に、生理不順が来てもおかしくないと思っている。
過去にも両親の多忙が原因によるストレスで生理不順を起こした事があり、その時に劇的な変化で生理不順を起こしやすい体質なのかもしれない、と病院で言われていた。
影山君との性生活がストレスな訳はないけれど、生活環境は変わってしまったので、生理不順が出てもおかしくないと思う。
だから、今月はきっとセックスは関係なく生理は来ない。そんな気がしていた。
(来月……生理が来なかったら……)
調べてみたら、六月の生理からの危険日はもう終わっている。そして、七月の生理日を予測したら七月の危険日はこれから来る。
勿論危険日でなくても妊娠する事はあるので、子宮に精子を入れ続けている限り、私は常に危険日状態である。
排卵日を調べてしまったらきっと態度に出てしまうので、調べる事は出来ない。
「妊娠……飛雄様の、精子で……私っ……」
「どれだけ嫌がっても、俺の精子で伊織の事、孕ませてやるからなっ」
「あぁっ……飛雄様の赤ちゃん……孕んじゃうっ……恥ずかしい……」
出し入れするスピードが早くなっているので、射精はすぐにされる。子宮口をトントンしているので、射精(だ)す場所は腟内ではなく、子宮に直接する事は決定事項である。
迫る子宮内射精(なかだし)を待ちながら、頭の中で謝った。
(お父さん……お母さん……ごめんなさい……私……影山君との子供……作って妊娠したいの……折角高校進学させてくれたのに……辞める事になっちゃう……)
両親へ申し訳ないと本当に思う。でもその気持ちよりも、私はどうしても影山君との子供を妊娠する道を選びたい。
親不孝者でごめんなさい。親より愛してる人を選んでごめんなさい。こんな娘に育ってしまってごめんなさい。
