【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第58章 another:4
「……伊織?」
影山君の名前を呼んでくる声に目が醒めた。寝起きでボーッとしながら起き上がると、影山君が言った。
「お前それ……俺の服」
私が離さずにクローゼットの中にあった影山君の服を抱き締めているのを知り、強く抱き締めてきた。
影山君のぬくもりを感じながら、彼の汗の匂いがしてきて帰ってきてくれたのだと理解出来た。
「俺の服抱き締めて寝てるとか……可愛い事してるんじゃねぇよ」
「……独りが寂しくて……」
まだ覚醒しきらない思考で答えると抱き締めていた服を取られ、密着する様に抱きしめられた。
本当に急いで帰ってきてくれたみたいで、首筋から汗が流れていて、身体が熱い。
影山君が本当にいる、と抱き着いていると汗で濡れるシャツを捲り上げ、地肌でくっ付いてくれた。
(影山君の匂い……いっぱいする……)
ウットリと胸板に頬擦りしていると、下の階から影山君のお母さんがお風呂に入る様に、と声をかけてきた。
影山君から離れたがらない私を見て、私を抱き上げると素早く私を連れて脱衣場へ移動してしまった。
見つかったら大変な事になってしまうのに、影山君が私を置いていかなかった事が嬉しくて仕方ない。
「伊織」
呼ばれたので手を伸ばし、影山君の服を脱ぐのを手伝う。スポーツマンとして恥ずかしくない筋肉質の身体と、勃つ前の陰茎が裸体になった事で姿を見せた。
(アレが……私で勃起して…………毎日挿入(はい)って……)
見過ぎていたのかもしれない。影山君に抱き締められると囁かれた。
「……んなじっくり俺の見て、後で嫌がる程に子宮内射精(なかだし)してやるから」
「子宮内射精(なかだし)っ……赤ちゃん……」
ぶるっとこの後の行為に反応すると、浴室に連れ込まされ座った影山君は私の恥丘に、痕が残るキスを沢山しながら言った。
「伊織の此処に、俺の精子で伊織に赤ちゃん作ってやるからな」
「アッ……アッ……赤ちゃん、妊娠……駄目だよ……飛雄様……」
小さく喘ぎながらに伝えると、腰を引き落とされて影山君と向き合いながら座る形に収まった。
私の身体を舐め回す様に見て、影山君は言う。
「何で駄目なんだ?」
「だって……まだ子供だから……」
年齢の事を伝えると影山君の手が私の身体を触りながら言う。