【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第58章 another:4
膣口から出てきて止まらない精液の流れ出てくる感覚を、ゾクゾクしながら感じて時間を潰す。
影山君の帰宅まで先は長過ぎる。
小さい頃から両親の仕事は多忙で長期出張も多く、一人で過ごす事には慣れている筈だった。
両親がいなくても耐えられたのに、影山君がいないのには耐えられない。
親には感じない感情を影山君には感じてしまう。もう、私は影山君なしでいられないんだと孤独で不安に押し潰されそうだった。
「飛雄様……」
ぐすっと鼻を啜った時に、クローゼットの中だからかフワッと影山君の匂いがした。
顔を上げるとクローゼットハンガーに影山君の服が数着掛かっていた。そこからした匂いなんだと分かるとそっと服を取り、胸に抱き抱える。
影山君の服で影山君の匂いがする。影山君の匂いだと分かるとそれだけで気持ちが落ち着いてきた。
他の服も抱き締めて、深い眠りへと堕ちていった……。
◆
「…………ん」
クローゼットの隙間から差し込む紅い光に目を醒ます。
そっとクローゼットを開けると、空は茜色に染まっていた。
「夕日……」
影山君が帰ってくるのはどっぷりと空が暗くなってから。まだ帰っては来ない。
寝起きでボーッとしていたけれど、尿意がある事に気が付き、音を立てずにベランダへ出た。
排尿行為をトイレで出来ないのにも慣れているので、生理現象に従い排水溝に向かって排泄する。
尿に混じり、精液が一緒に流れているのをじっと眺める。
最初はおしっこの中に精液が混じっているのが恥ずかしくて、排泄するのを嫌がったのだけど、影山君に無理矢理膀胱を刺激されて出しているのを繰り返した結果、おしっこの中に精液が混じっているのを見るのに慣れてしまった。
一度慣れれば平気になってしまうので、今はこうして精液混じりのおしっこを平気でしている。
排尿が終わったらバケツの中にある水で流し、音を立てずに部屋へと戻る。
お腹は空いているけれど、まだまだ耐えられるレベルなので気にはならない。
影山君が帰ってくるまでのあと少しの間、何をして過ごそうか考える。
私は性欲があるのだけれど、それは影山君にされる事に関してであったのか、自分一人の時にあの欲が身体に疼く事がなかった。
だからされていなかった今までで、自分の中に『影山君』に犯されたいと言う性欲がある事に気付けずにいた。