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【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】

第55章 another:2


 認めて言葉に出してしまったら戻れなくなるから、必死に頭の中で思い続ける。


(指っ……影山君の、指……私の中に入って……気持ちイイ……)

 くちゅくちゅと影山君の指の動きに合わせて、水音が私の陰部から響いている。
 異物が身体に侵入していると言うのに、それが影山君の指だと思うと気持ち悪い所か気持ちが良くてもっとして欲しいと思わずにはいられない。

(指……影山君の指……私の中で動いてる……)

 陰毛がない所為で下半身がよく見える。私の膣口(あな)に影山君の指が入っていて、指の付け根だけが出ていて私と影山君のモノで濡れ汚れている。
 気が付いた時には指は二本入っていて、人差し指と中指が私を気持ち良くしてくれる。
 影山君も私の腟内(なか)を触るのが気持ち良いのか、スリスリと私の太腿に陰茎を擦り付けてきている。
 指じゃなくて陰茎(それ)が欲しい。絶対にそんな事考えてはいけないので、影山君の下半身を見ない様に、と陰部に在る影山君の手だけを見て喘ぎ耐える。

「…………伊織」
「っ !! 」

 耳元で名前を囁かれただけで感じてしまい、腟内(なか)がビクッと動いたのが自分でも分かった。
 勿論それは腟内(なか)に指を入れている影山君にもダイレクトに伝わってしまったらしく、指の動きが止まった。

(指……動かない……)

 肩で息をしながら動かない手を見ていると、ズルっと指を抜き出されベッドへと押された。

「……あっ…………」

 バランスを崩してベッドに倒れ込むと、影山君がゆっくりと私の上へと跨る。
 跨りながら私の膝を掴み、有無言わさずに脚を開かされ熱い陰茎が私の身体に触れた。

「駄目……挿入(いれ)ちゃ……駄目……」

 首を振りながら拒否をしても、もう指で解されて柔らかくなっていた膣口(いりぐち)は硬く反り勃った、影山君の先っぽを迎え入れてしまっている。
 ゴムをしていない生の陰茎が私の中へと入り呑み込んでいくのを、快感に震えながら受け入れてしまった。

「伊織っ伊織っ!」

 激しく私の身体を貫きながら、何度も名前を呼ばれる。苗字じゃなくて名前を呼ばれるだけで、身体が悦んで感じてしまう。
 貪欲に私を犯す影山君の表情は熱に浮かされた男性の顔で、今まで見た事がない表情で見られると背筋がゾクゾクして、腟内(なか)を激しく締め付けてしまって。
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