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【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】

第53章 Another:1


 性行為していなくても、運動等で破ける事があると聞いていたのに、運動部でも無かった私だから破けずに在ったのかもしれない。
 でも、今私の処女膜は影山君の陰茎によって、膜はあっさりと破かれてしまった。

(本当に私……今、身体の中に影山君が入ってるの……?)

 痛みが落ち着き出すと、侵入者の感覚が研ぎ澄まされて分かる。
 入らないと思っていたのに、私の腟内(なか)に影山君の陰茎が根元まで全て挿入(はい)ってしまったなんて……。

「あつ……熱いよ…………いやっ……妊娠したくな…………」

 初めての感覚に思考が追い付けない。
 異物の侵入に痛みを感じていた場所も、気が付いた時には痛みを感じなくなり、今までに経験した事のない快感を感じてしまっている。
 身体の中に入る異物は大きくて熱くて硬い。でも柔らかさがある。
 入れば入る程快感に身体は震え、侵入者が入りやすい様にと液体が後から後へと出ているのが分かる。


 滑らかに滑りよく出入りしているのが、その証拠。


 男と女の繋がりがこんなにも気持ちイイなんて、考えた事もなくて思考が着いていかない。
 ただただ思考を置いていき、身体が勝手に反応をして受け入れて、している行為を望んでいた。

(駄目っ……駄目っ!)

 快楽に飲まれて悦ぶ身体を否定しようと、腰をくねらせ抵抗をした。勿論そんな事をして影山君の動きが止まる事も、している事も止めてはくれない。
 無理矢理犯してくる影山君の目は、獲物を捕えて貪る獣の様な艶を含んだ色っぽい目をしている。
 その目で私の身体を……裸体を、胸を、陰毛を剃られてしまった恥丘を、影山君が挿入(はい)っている結合部を、セックスしている姿を見られている。
 誰にも見せた事の無い私の姿を、影山君が見ていると思うと繋がっている場所が熱くて苦しくなる。

(見ないで……こんな私を見ないで……)


 女のあられも無い姿を見られている。影山君に。
 恥ずかしい、こんな私を影山君が見ていると思うと涙が止まらない。


 快感の波に飲まれかけていた所、コツン、とある場所に影山君がぶつかった。
 刹那、今までで一番強い快感に声を上げてしまった。
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