第44章 第四十一話　カンキョウヘンイ

「やぁぁぁぁぁ！」
「んっ……はぁ……子宮内射精（なかだし）やっぱ気持ちイイ……」

　グリグリと亀頭を押し込んで子宮口を開かされている感触に、池ヶ谷は震えている。
　イった快感と犯され孕まされる恐怖の合間をさ迷っている様だ。

「あぁ…………妊娠しちゃう……飛雄様の赤ちゃん妊娠しちゃう……」
「……早く、俺の子供孕もうな、伊織」

　イった余韻に浸りながら、池ヶ谷の頭を撫でてやった。
　一発ヤったので、持ってきたシャンプータオルで身体を拭き、服を着てごろんと池ヶ谷の膝枕を堪能していた。
　池ヶ谷側を向くと池ヶ谷のいい匂いを鼻いっぱいに吸う事が出来、何度も深く深呼吸をする。


　甘い甘い池ヶ谷の香りは、ずっと嗅いでいたい位に甘美で誘惑してくる。


「伊織」

　名前を呼べば池ヶ谷は恥ずかしそうに前屈みになり、俺の口元に乳首を運ぶ。吸ってくれと言わんばかりの膨らみを持つ乳首に舌を伸ばし舐め咥えた。
　赤ん坊の様にチュッチュと吸い付き、母乳を飲んでいるかの様に喉を鳴らしている。
　出る訳が無い母乳がまるで出ているかの様に、擬似授乳させられている池ヶ谷は、優しく俺の頭を撫で続けてくれる。
　赤ちゃんプレイをしたい訳では無い。池ヶ谷の乳房だから乳首だから吸って、母乳を飲みたいのだ。
　俺が授乳プレイから離れたがらなくいると、ずっと前屈みになっているのが辛いのか、池ヶ谷が口を開いた。

「抱き上げてあげるから……」

　言われてすぐに乳首から口を離してやると、本当に授乳するかの様な体勢で俺の事を抱き上げてくれた。
　目の前にたわわとした乳房と、吸われて膨らむ乳首が来たので再び咥えて吸い始める。
　さっきよりも吸いやすく、母乳が欲しくてついつい乳房に手を添えて押してしまう。
　俺が余りにも真剣におっぱいを吸うから、池ヶ谷は俺が落ちない様にと優しく抱き留めてくれる。

「……おっぱいまだ出なくてごめんね…………母乳飲みたいのに……」

　チュパッと乳首から口を離し、逆の乳首にすぐに吸い付いた。左の乳房から右の乳房に移動され、池ヶ谷は俺を抱え直して好きに吸わせてくれる。