【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第39章 第三十六話 チタイヲソトデ
着たらどうなるのか分かったのか、池ヶ谷の手が止まる。俺はそれを許さない様に命令する。
「俺の言う事は?」
「絶対……です」
覚悟を決めて、池ヶ谷はキャミソールの方から着だす。サイズの小さい服に下着無し、白色に薄めの生地となったら……。
「……………」
俺のイメージ通り。
パツパツのキャミソールは上半身のラインがピッタリ出ている。乳首がツンと尖っているのは勿論の事、乳首の辺りは乳輪の色まで薄くだが、しっかりと透けて見えている。丈も短く、へそ上で腹だしだ。
乳首が透けている事に真っ赤になりつつも、着替える手を止めず今度はスカートを履いた。
スカートのファスナーを上げて止めた所でスカートの長さも知り、池ヶ谷は耳まで真っ赤に染まる。
スカートの長さは股下五センチあるかどうか。動いたらすぐに下着が見えるし、階段など使ったら即丸見えである。
羞恥心しかない服装に池ヶ谷は上手く言葉が出ない様だ。
何も言えずにいる池ヶ谷の手を引き、玄関へと向かう。行き先が外であると気付いた池ヶ谷は慌てて言い出す。
「とっ……飛雄様っ!何処に……」
「外」
「外はっ……」
真っ赤に震える池ヶ谷に俺は告げた。
「伊織の羞恥に震える姿、俺に見せてくれないと」
◆
ガチャとドアを開け、周りに人が居ないか確認して外に出た。
池ヶ谷は乳首と下着どちらを隠せばいいのか分からない上に、右手首は俺に掴まれている為、どちらも隠す事が出来ない。
引っ張られながら進む度に短過ぎるスカートがヒラリとはためき、紐パンの紐が見えていたので、後ろから見たら尻丸出しになっているのだろう。
他の住人に会う事もなく、階段の最上階へとたどり着く。
最上階の階段は開けていない屋上の扉だけで、住居はない。人が来ない所であるのに池ヶ谷は安心している様だったので、俺は言ってやった。
「伊織、乳首の色が汗で濃く透けてきてるな」
「 !! 」
その一言に池ヶ谷は慌てて胸元を抱き隠す。
…………がその瞬間、フワッと下から風が吹き短過ぎるスカートは見て下さい、と言わんばかりに簡単に下着全部丸見えになるまで捲りあがってしまう。
「ひゃっ!」