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【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】

第37章 第三十四話 デンシャデ


 電車内で色々と喋るのはマナー違反となってしまうし、この人の多さで喋る気にもなれず、池ヶ谷を他の奴に触れられない様に護る事に専念をしていた。電車が揺れる度に人が互いに押し揺れ、俺の腕の中にいる池ヶ谷が大変そうに俺にしがみ付いてきていた。
 車内が揺れる度に池ヶ谷の胸がむにゅっと俺に押しつぶされてくるし、身長が高くない事と真夏の車内の暑さだ。自然と頬を赤くしている姿に周りを見た。
 周りもこの満員に近い状態で互いの事を見たりなんかしてないし、携帯を見ているか本を読んでいるかばかりだ。
 こんな端にいて俺の身体ですっぽり隠されてしまっている池ヶ谷になど、誰も気付いていない所か認識すらされてない思えてきた。
 満員電車でやりたい事と言ったら一つしかない。

――――痴漢、だ。


 池ヶ谷の服装は軽装だしワンピースの捲りやすさはもう体験済みである。
 ワンピースの上には薄手のカーディガンも羽織っているし、身体を隠す事が出来る。
 電車の揺れる振動に合わせ、するりとパンツが見える程度に捲り上げると、すぐに池ヶ谷が真っ赤な顔で見上げてきた。
 揺れに合わせ周りに感づかれない様に、勃起し始める俺をズボンの上から何度も股に擦りつけていく。
 痴漢行為に池ヶ谷が何も感じない訳がなく、恥ずかしそうに俺の腕を掴みつつも快感が気持ち良いのか、微かにだが背伸びをして縦筋への刺激を求めてきた。

「○○~~○○~~」

 一つ目の駅に到着したアナウンスが流れるとドバっと人が押し入り、完全に満員電車状態になってしまった。
 俺が護っている分、池ヶ谷への圧迫はなく安心したが、俺の背中には大量の圧力でつい膝が股下に入ってしまった。
 その所為で池ヶ谷の身体が軽く浮いてしまい、スカートの中に入った太腿が揺れに合わせて勝手に縦筋を擦り始めた。


「っつ ?! 」


 満員で声を出せないのだから池ヶ谷は下唇を噛み締めながら、吐息が漏れるのを堪えていた。
 布越しの刺激はさっきの事もあり、十分過ぎる快感の様だ。
 俺だってそうだし、満員電車で痴漢をするなんて、やりたくても見つかれば犯罪で即逮捕だ。
 周りに細心の注意を払いつつ、ファスナーから勃起した俺を取り出し、池ヶ谷のスカートの下に隠した。
 腰を少し下げ、パンツの縦筋を隠している部分をずらして先っぽを挿入(いれ)て、ヤる準備を整えた。
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