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【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】

第32章 第二十九話 シャチュウ


 ぐいぐいと背中を押されながら中へ入り、空いている場所を確認して池ヶ谷に尋ねた。

「通路側と窓側どっちがいい?」
「どっちでも大丈夫だよ」

 そう応えられたのでじゃあ窓側の方がいいかと池ヶ谷を先に座らせた。その隣に座って伸びをしていると、後ろから西谷さんと田中さんのギャーギャー騒ぐ声が響いた。

「影山抜け駆けずりーぞ!」
「そーだそーだ!」
「…………はぁ?」

 座席に座ったまま身を乗り出して後ろを見ると、再び澤村さんが二人を掴んで笑顔で立っていた。
 掴まれた二人は青褪めた顔で固まっていて菅原さんがさらっと言う。

「お前等の隣に座らせたら寝ないでぎゃーぎゃー騒ぐの目に見えるから影山に頼んだんだよ」
「王様すぐに爆酔しそうだもんねっ」

 ぷすっと笑いながら言う月島に噛み付いていると、深夜だから静かにする様に、と武田先生に注意を受けてしまい、眉間に皺を寄せながら座りなおすと池ヶ谷がくすくすと笑っていた。
 その姿が可愛くて愛しくて仕方なかったが抱き締める事は出来ないので誰にも気付かれない様に、そっと小さな手に指を絡めて握り締めてやる。
 そして東京に向かってバスは出発をした。





「…………」

 チラッと時計を見ると時刻は三時過ぎを回っていた。
 時間も時間だし皆寝静まっているのは当たり前であり、握り締めている池ヶ谷の手のぬくもりが心地良くて眠気を誘ってくる。
 がたんがたんと車が揺れる度に池ヶ谷の身体も揺れていて、そっと俺に寄りかかる形で寝ていた。
 目の前にいるのに何も出来ないもどかしさに我慢出来なくなってしまい、誰も起きていないよな、と気付かれない様に横を確認して大丈夫だを判断すると繋いでいた手を離し、するっと背中に手を回して胸を掴んだ。
 服の上から何度も揉んでも起きる様子のない池ヶ谷に、するっと慣れてしまったブラジャーのホック外しをしてシャツの中に手を入れて直接揉んでやる。
 くぃっと乳首を摘んで膨らませてやると本能はもう止まらなく、反対席が全く目を覚まそうにないのを見てぐぃっとシャツを捲り上げて乳房を露にさせる。
 車の振動でぶるぶる揺れる乳房に何度も口付けて、俺のモノだという証拠をちりばめていく。
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