【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第5章 第二話 オソイ
開放されたのかと見上げてくる池ヶ谷を裏切る様に、自分のズボンを止めていたベルトを素早く取るとそれで拘束をする。
両手首を縛ってそのままベッドの適当な所に引っ掛けて、簡易的な拘束具の出来上がり。
先程よりも頑丈な拘束に池ヶ谷の表情から安堵は一瞬に消え、再び恐怖へと戻る。怯えた表情で俺を見つめてくる瞳にそそられる。
「解放なんて絶対にしてやらねぇよ」
「……っ!」
自分でも驚く位に醒めた声色で言い放つと、自由になった自分の手で邪魔なシャツを広げて改めてその身体を見つめる。
両手を頭の上で拘束されて隠す事の出来ない乳房は、仰向けになってもいい形をしたままだった。興奮しているのかツンと勃つ乳首はまるで、俺を誘っているかの様な姿をしている。
「……んなに俺の事欲しいのか?」
すっと伸ばし両方の乳房を掴む。暖かくて柔らかい男にはないこれは、それなりに手が大きいと思っていた俺の手に丁度良く収まる程に大きい。
ふにっと柔らかく、心地良い感覚を堪能していると池ヶ谷は必死に首を振りながら言った。
「ちっ……ちが…………」
「だってさ、此処」
「ひゃうっ!」
ツンと勃つ乳首をキュッと両方同時に摘むと、ビクンと池ヶ谷の腰が浮いた。
乳房を揉んでいた時と同じ強さで乳首を摘み続けると、聞いた事もない様な甘い声が部屋中に響き渡った。
池ヶ谷は乳房自体はそこまで感じる事はない様だが、乳首は性感帯で間違いなさそうだ。
喘ぎ、腰を浮かす池ヶ谷のぷっくりと膨れた乳首を再び口に含み、赤ん坊の様に音を立てて吸ってみた。
「あァあっっっ!」
「気持ち良いんだな。もっとしてやるよ」
ちゅーちゅーとわざと大きな音を立てながら激しく吸ってやる。出る訳がない母乳が出ているかの様に交互に休む事なく吸い続けてやると、一層高く声を上げ腰を浮かせ、落ちた。
はぁはぁと激しく乱れる呼吸をしている池ヶ谷を見て俺は尋ねた。
「もしかして……イった?」
「 !!!! 」
尋ねるとこれ以上ない程に顔を赤くし、ぽろぽろと涙を零しながら池ヶ谷は応える。
「もう……もう…………許して……お願い、だか……ら」
モジモジと動く足の動きを見て、俺はぐぃっと片膝を持ち上げた。
その行動に池ヶ谷が驚かない筈がなく、声にならない悲鳴を上げて拘束されている腕を必死に動かそうとしていた。
