【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第28章 第二十五話 フタリダケ
もう池ヶ谷の子宮内に精液が入っていない時なんか一秒もないのだろう、と頭を撫でて口にはしないが褒めてやる。
池ヶ谷の排卵日は生理が来たかどうかなのに、未だに口を割らないので計算出来ないのだけれど、少なくとも最初の日に生理が来ていない事は確定事項であり、これだけ毎日膣内じゃなくて子宮内に射精(だ)しているのだから、受精していても何もおかしくなかった。
(もしまだ受精していないとしたら排卵日が来てないって事になるよな……。そうすると毎日中出しして池ヶ谷の中に精子ある状態にしておいて、排卵狙って受精させるのが確実だよな……)
考えながらぶつぶつと一人呟く。
池ヶ谷は疲れで俺の声が耳に入ってこないらしく、まだ膣内に俺を挿入(いれ)たまま目を閉じて俺に抱き付いて眠りかけている。
(そろそろ出ないと逆上せそうだ)
浴槽の中でセックスをしていて逆上せてしまうのは当然だ。繋がったままでいたいと思ったので、しっかりと膝裏を掴んで浴槽から上がった。
抱っこされた状態に池ヶ谷は赤い顔をしながら、身体が繋がっている事を再度目視で確認していた。
繋がったまま風呂場を出て脱衣所に出ると座って、用意されているタオルを取って池ヶ谷の事を拭きだしてやる。タオルの柔らかさが気持ちいいのかおとなしく俺に拭かれている。
ポタポタと雫が髪の毛から滴り落ち、つぅ、と胸に流れる様子はエロくて堪らない。
「伊織」
名前を呼んでタオルを渡せば壊物を扱うかの様に優しく、俺を拭き始める。
髪の毛の拭き方が本当に上手だと、前屈みになりながら考えてしまう。
前屈みだから見える目の前にあるツンと上向きに立つ乳首がある乳房は拭いている振動でたぷたぷ揺れ動いている。
胸元には俺の歯型が薄っすらと残っていて、池ヶ谷の傷痕もほぼ治ってしまっている。ツン、と傷痕を突くと伊織の手が止まって俺を見てくる。
「傷、殆ど分からなくなったな」
「うん……」
「早く東京遠征行って伊織の身体に俺の痕付けたい」
胸元を突くのを止め、短く生えている陰毛をくい、と引っ張りながら俺は言う。
「これも早く剃り落したい。ツルツルマンコに早く戻したい」
「か、帰って来るまで我慢、して」
陰毛を剃られている事を絶対に知られたくないらしく、池ヶ谷は必死の様子で俺に言ってくるのだ。