第16章 影山飛雄夢 最低教師
「そっか」
俺の答えに満足したのか、息子は彼女の頭を撫でながら話し掛けていた。
「まま、ぼくおとこのこがいいな」
「んっ……そうなんだっ……弟欲しいの……ママ男の子産める様に頑張る、ねっ」
彼女は俺の様子から生理が始まったら、またすぐに子供を孕まされると分かっている様だ。
一人目を十七歳、二人目を十九歳で彼女は産んでいる。まだまだ若過ぎる身体なので、彼女は子供を産む事が出来る。
俺の収入と彼女の身体次第ではあるが、最低でも四人は年子で産ませる予定だ。
娘を産んでからまだ二ヶ月で生理が再開しないから、彼女とはどれだけ中出しセックスを毎日していても妊娠出来ない。
正直な所、彼女の身体を休ませずにセックスをしているのは、俺が彼女を女として見て欲情しているからなだけだ。
生徒を性的な目で見ただけでなく、実際に実行に移し、行方不明者にしてしまい子供達も無戸籍にしてしまっている。
世論から見たら俺は救いようのない屑だ。それでも俺は彼女を死ぬ迄解放するつもりはないし、子供達の事も本気で愛している。
子供達は将来的には自立出来る様にしなければならないが、後数年は存在しない人間のまま育てていく。
授乳が終わり、満腹から寝たらしい娘を息子に手渡し、息子ももう寝るらしく娘と共に布団へ行った。
妨害が無くなったので改めて、と子供達の睡眠を邪魔するまでに彼女を喘がせながら何度も中出しを繰り返した。
◆
息子が二歳、娘が一歳になるかどうかの時期に、彼女の三度目の妊娠が発覚した。息子と娘に見られながら毎日中出しセックス。
子供達も毎日親がセックスしているのを見て育つ。
息子は彼女が孕んだ事が余程嬉しかったのか、セックス中でも当たり前の様に話し掛けてきていた。
「ままっ!おとこのこかなっ?あかちゃんいつうまれるっ?」
「アッアッ……んッ……男の子か女の子はっ……産まれるまでっ分からないよっ……産まれるのは、ママのお腹おっきくなったら、だよっ」
「はやくままのおなかおっきくならないかなぁ〜」
笑顔で息子はそう話し掛けてきているが、俺達は今もセックス中で激しく絡んでいる。
ズボズボと母親の身体に父親の身体が挿入(はい)っているのを平気で見ているのだから、環境の恐ろしさを息子で学んでしまった。