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【18禁】ハイキュー短編夢小説置き場

第16章 影山飛雄夢 最低教師


 彼女の腟内(なか)に吐き出しながら伝えると、背中に手を回してしがみつく彼女は小さく頷いているのだった。





「影山先生は覚えていますか?」

 職員室で片付けをしていた所、現国の教員に声をかけらた。

「今から七年程前に行方不明になってしまった生徒の事。影山先生はその頃からこの学校にお勤めですよね?」
「はい。大人しくて余り目立たない生徒だったのを、覚えています」
「親御さんは未だに探しているのだけれど、全く痕跡なく姿を消した神隠し事件みたいで……。一人娘だったみたいだから、ご両親は本当にショックでしょうね」

 話を聞きつつ、手は動かし続ける。
 そろそろ彼女は五人目の出産を控えているのだから、無駄話に付き合っている時間がなかった。
 話を切り替える様に立ち上がりながら、俺は言った。

「未だに遺体も見付からない所を考えると、生きている、と考えるのが妥当ですよね」
「そうね……無事に生きていて欲しいですね。でもやっぱり……悪漢に拐われたと思うと……彼女、まさかって思って怖いです」

 言葉を濁らされたが、『男に拐われて、強姦されて、子供を作ってしまっているのでは?』と話をされたのが分かった。
 七年もの間行方不明となった女性が生きているならば、家庭持ちになっていても確かにおかしくはないのだから仕方ない考えだ。
 実際に彼女は四人の子供を産み、五人目を控えているのだから。


「もしその最悪が現実だとするのならば、誘拐犯は最低の屑野郎ですね」


 そう告げ、俺は帰宅をした。
 今日も俺の家の地下室には、全裸で首輪だけを付けて腹を膨らませている彼女がいる。
 そしてその彼女の周りには、俺と彼女にそっくりな子供が四人いるのだった。
 いや……もう五人になるのだと、陣痛を迎えた彼女を見て俺は最低の屑野郎であると思うのだった。
(2022,6,2 飛原櫻)
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