第15章 近親相姦シリーズ 宮兄妹の終焉
個人経営の小さな産婦人科はほんまに訳ありの対応に慣れとったらしい。少学生で中絶しに来る子がおる言う驚きの産院。
ほんまに口が固いらしゅう、私達が兄妹で子供を作ってる事も把握済みで、全く気に止めてる様子があらへん。
たまにきょうだいで子供こさえる奴がおる、位に言われるとうちの子宮の上にエコーの機械を宛てて胎嚢を確認してくれた。
「せやけど双子で交代交代で妹妊娠させようとするのは珍しいな。どっちの子供か何週か教えたら分かるんなら、DNA検査せんでええ分こっちも楽やな」
機械を動かしながら話してると動きが止まった。
画面に目ぇやると子宮の中にしっかりと黒いモノが確かにあった。
「あったあった。懐妊おめでとう。妹さんしっかり兄さんの子供作ってもうてるなぁ」
他人事やさかい当然やねんけど、余りにもあっさりと兄との子供作ってる言われて顔が赤なった。
「この胎嚢何週ですか?」
「すぐに分かるっ?」
自分の子供であって欲しい気持ちは分かるけど、そないに食いつく様に尋ねんと欲しい。
がっつく兄達にこれ以上あらへん程に顔を赤して手で隠してると、先生が気付いてくれたみたいで言うた。
「余りがっつくと妹さんそれでものう人には言われへん事してるんやさかい、恥ずかしさで胎教に良うないで」
先生の言葉に兄達は互いを睨み合うて言うんや。
「ツム、がっつかんといて」
「がっついてるのはサムの方やろう」
もう止めてとタオルケットで顔を隠してると、先生がエコー写真を差し出しながらに言う。
「胎嚢の大きさからして四週の五日やな。つまり、妊娠二ヶ月」
妊娠二ヶ月と、言われて二ヶ月前の相手を思い出す。
二ヶ月前言うたら、女体盛りやら言い出してうちの胸先と陰部にたっぷり生クリームをかけて舐めてきた相手……。
ツム兄とのセックス期間やった。
「うっしゃ俺の子や!」
ガッツポーズで喜ぶツム兄に、残念そうにしてるけど、うちの事を気遣うてサム兄は頭を撫でてくれた。
「俺の子ちゃうけど、妊娠おめでとう。ツムの子産んだら、今度は元気な俺の子産んでくれな」
「なんや、年子で兄二人の子供産ませるつもりか?血ぃ濃いんやさかい作るなら気ぃ付けて作れや」
ほんまに兄妹であっても気にしてへんみたいで、先生は私達を決して否定せーへんかった。