第11章 近親相姦シリーズ 赤葦京治の場合
今はもう一緒に風呂に入る関係ではなくなってしまったので、見る事が出来なくなっているその裸体を身体のラインから想像する。
そして、それを見る日が来るのを今か今かと楽しみにして。
確実に膨らみを持っていく乳房。女らしい、大き過ぎず小さ過ぎずもしないプリっとした尻。
胸を触る事は流石に出来ないが、通れないと嘘を付いて頻繁に尻を触っていた。が、それに対して妹が本気で嫌がったりはしなく、兄に身体を触られる事に対して危機感は全く持っていなかった。
そんな風に順調に育ててきて、他の男に興味を持たずにいた妹だったのだが。
自分も梟谷学園高校に進学したいと言ったので、学校見学として連れて行った。そして、折角だから、と男子バレー部に顔を出した。
それが間違いだったのだ。
京治が梟谷学園高校を選んだ理由は、木兎光太郎の存在に感銘を受けたからだ。
そして、半分とは言え同じ血を引く妹が同じ事を思うなんて夢にも思わなかった。
「お兄ちゃん!あの、エースの人、格好良いね!」
妹が入学する時には木兎は卒業をしていていない。それでも、妹が明確に異性に対して興味を持ったのは、木兎が初めてだったのだ。
自分のモノにする為に育てて来たのに、それを尊敬しているとは言え、木兎に渡す事など出来る訳が無い。
木兎に盗られてしまう前に、妹を手に入れるしか京治に残された道はなかったのだった。
◆
「ンっ……アッ……」
初めての日から、週に二回、火曜日と金曜日はセックスをする日となった。
最初は嫌がって抵抗をしていた妹だったのだが、拘束をされて犯される生活が一ヶ月も続くと、性行為の快楽を身体が覚えきってしまった。
頭では嫌だと思う理性があるのに、身体は覚えてしまったセックスをしたくて仕方なく、疼いてしまう。
兄妹なのに、避妊具であるコンドームを一度もしてくれない行為に、妊娠してしまわないか気が気ではい。
それでも生理が来てくれて、妊娠しなかった事に安堵していたら、京治はコンドームをしてくれないだけでなく、中出しを始めたのだ。
「はっ……そろそろ、射精(で)るっ」
「アッ……やっ……中出しはっ……アッ……やだよっお兄ちゃ……っ!」
「イくっ!」
嫌がる妹の腟内(なか)に、京治はまた精液を注ぎ込んでいた。