第8章 近親相姦シリーズ 宮兄弟の場合
「……ぁ…………」
サム兄が何しようとしてるのか分かるのに、動けんでくちゅ、とサム兄とキスをしてもうた。
なんべんも角度を変えてキスをしてきて、息苦しさもあり口を少し開けてまう。
その瞬間を待ってました、言わんばっかりに口の中に舌が入ってきた。
「んっ!」
説明出来へん柔らかさの侵入者にビクッとしたけど、サム兄がガッシリと後頭部を掴んでるさかい逃げられへん。
サム兄の舌がうちの舌に絡み付いてきて、舌がうちの口内を舐めてくる。
「……んっ……ん……」
くちゅくちゅと舌を絡め合うキスからうちが逃げないと分かると、サム兄の手が後頭部からお尻へ降り、ぐにゃりと揉まれた。
「ひゃぅっ !! 」
ツム兄に弄られた所を広げられた感覚に、唇を離して声を上げた。今度はサム兄の指がうちの中に入ってきた。
「おー、柔らかいな」
「アッ……アッ!」
ツム兄に弄られとった時よりも、くちゅくちゅと音がしてる気がした。ビクビクと痙攣しながら必死にサム兄にしがみついてると、ツム兄がうちの顔を覗き込みながら言う。
「滅茶苦茶女の顔やん。こんな顔出来るとか想像も出来へんかったけど、ええな」
「ほんまやな」
どんな表情になってもうているのか分からへんけど、サム兄もツム兄も嬉しそうにしてる。
ツム兄が近うで見てるのが恥ずかしゅうて、せやけどサム兄から逃れる方法が分からず、また身体の奥から来るモノに、頭がおかしくなってまう。
それはサム兄の指の動きが早なったらなる程迫ってきて、震えながらに訴えた。
「サム兄っ!や、ぁアッアッ !! 」
止めて、言う前に押し寄せてきたモノに再び身体が跳ねてまい、さっきよりも身体に力が入らへんくなって倒れ込む。
「はぁ……ぁ……」
浅い呼吸をしながら必死に酸素を取り入れてると、前髪をどかしながらツム兄が尋ねてきた。
「で、俺とサム、どっちの方が良かった?」
「俺やろ?」
「俺の方かて」
身体に力が入らへんで動かれへんうちの事を置いて、また二人が言い合うてる。
どっちがええやら分からんで、うちは返事が出来へん。
そんな事よりも恥ずかしゅうて、逃げとうてしゃあない。でももう終わりやんな、と思てるとツム兄がとんでもない事を言い出しとった。
「やっぱ最後までヤった方がええねん」