第4章 月島蛍夢 独占欲の痕
「……んっ……」
チュッ
「……んっ……」
チュッ
「……け、い…………」
組み敷きながら肌にキスをし続けていたら、名前を呼ばれた。
「……何?」
「アッ!」
答えながら繋がる部分を挿入(いれ)直すと、ビクンと腰を跳ねさせて喘がれた。
百九十近い月島と百五十そこらの小柄な身長では、体格差が凄い。
この小さな身体でよく、性行為するのに耐えているな、と月島は毎回関心していた。
幼馴染から男女の関係に変わって二ヶ月。初めて知った女の身体の気持ち良さが忘れられず、事ある毎に呼び出し、まるで犯すかの様に求めてしまっていた。
最初はキスだけで我慢出来ていた。
でもある日服の上からとは言え、乳房に触れてしまい、直に触る様になった。
そして、服を全て脱がせてしまい、女の穴に挿入(いれ)てしまった。
互いに初めてだったけれど、相性が良かったらしく、お互いにイけた。
だから、求めずにはいられないのだ。
「そろそろ……イくからっ……」
パンパンと結合部を鳴らしながら、絶頂へと向かっていく。
このイきそうになる瞬間が、月島は堪らなく好きで、コンドームをしているから、と言い訳をして腟内(なか)で射精(だし)ていた。
「アッアッ……蛍っ……け、いっ!」
「……くっ……射精(で)るっ」
「アアッ!」
今日もまた、二人同時に果てた。
「…………」
腟内から抜き出し、精液が入るコンドームを取り、口を縛ってゴミ箱に捨てる。
イったばかりで浅く呼吸をしている姿を見下ろしながら、鎖骨周りが真っ赤になっているのを確認した。
白い肌にキスマークを付けまくった。制服を着れば見えない位置になるが、彼女は自分のモノだと知らしめたくて。
行為をする度に付けているので、キスマークがない時はない。
己の独占欲の強さに月島は正直驚いてはいた。
(……一回じゃ物足りないや)
ベッドの小物入れの引き出しを開け、中から新しいコンドームを取り出して、陰茎に再び付けた。
そして、仰向けになっているのをコロンとうつ伏せにさせ、腰を少し持ち上げた。
「蛍……?」
「もっかい。今度は後ろから」
「んァッ!」
了承の返事を聞く前に、ぬぷぐぷと挿入(いれ)始めてしまう。
イったばかりの腟内は、愛液でヌルヌルに濡れていて、挿入(いれ)易い。