第2章 プロローグ
リザさんが言い放った言葉が重く身体にのしかかってきた、何て言った?死にたくなる?
僕のそんな表情を読み取ったのかリザさんは真っ直ぐ僕を見つめ、口を動かした
「だってそうだろ?今まで大事に守ってきた弟を魔物の巣窟に、一人で行かせるんだ。兄だったら心配でしょうがないだろ、まぁ蹴落としあってる兄弟とかは別だけどよ」
『………そう、なの?』
「ま、弟は兄の気苦労を知らねぇって言うしな。次期に分かるだろ」
リザさんの話に不安と疑問を持ちながらこの話は終了と言うことになった。食器を片付け、部屋を出ようとしたリザさんがふと思い付いたように声をあげた
「そういやさ、俺今日仕事暇なんだよ。ユリウスが今日部屋から出ないって本当か?」
『え、う…ん。そのつもりだけど…』
その返事を聞くと、リザさんは可愛らしい満面の笑みを浮かべた
「ならさ、俺に付き合ってよ。これ片付けたらすぐ戻るからさ」
『ぇ、いい…けど。何するの?』
「良いから、俺に付き合って」
『だから……何で…?』
「何でも、じゃ、また後でな。すぐ戻るけど」
『え、あ、ちょっと!?』
リザさんは風の如く、有無を言わせない速さで部屋を出ていってしまった
『嘘でしょ………』
決まってしまったものは仕方ないと思いつつ、軽く身支度をしてリザさんを待つことにした
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「よし、ただいま!」
元気な声とは裏腹に、パタンと静かに閉じる扉
「色々案内しとこうと思って、暇だろうしさ」
『案内……?』
「そ、これから部屋の外出るってなったら大変だろ?興味ありそうなとこしか行かない予定だけど」
『ぇ……で、でもいいの?僕が……その』
「ん?なぁに?」
『僕が……好き勝手しても、いいの?』
「あれ?好きなように、自由に過ごせって言われてなぁい?」
『言われた……けど』
「はは、じゃあいいの。ほら、行こう」
『わっ、!?リザさん、待って!』
リザさんに手を引かれ、しかし優しく部屋からつれ出された