• テキストサイズ

誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第84章 #84 果たされた命令



「アニ…」
「アルミン……」
「ごめん…みんな…でももう大丈夫」

後方からアニに向かって迫りくる巨人達、しかしその巨人達とは別にこちらを助けてくれる巨人達もいた。
それを上空から見ているリリアとリヴァイ、そしてガビとファルコ。

「巨人が……助けてくれてる?」
「そのようだ」

「オーイ」

こちらに向かって誰かが呼びかけている。
その声が聞こえる方向を向き、リリアとリヴァイは目を見開いた。
なんとジークが姿を現し、こちらに向かって手を振っているのだ。


「オーイ!!ここだー!!」

「え…」
「バカな……」

「俺に会いたかっただろ?!リヴァイ!リリアちゃん!!俺は会いたくなかったけどな!!」

リヴァイの心臓がドクドクと脈打つ。
見つけた、どうして出てきたのかは分からないがジークが目の前にいる。



「どうなってんだ、こりゃ?!」
「ジークさんのおかげだよ」

アルミンは周りで戦ってくれている巨人達を見ながら口を開いた。


「生も死もない『道』の世界で眠ってたみんなを呼び覚ました。全てのエルディア人は道で繋がってる。それはおそらく…始祖ユミルが繋がりを求めているからだ。僕らに何かを求めて…」

/ 1014ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp