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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第83章 #83 激戦



「どう考えても最初に撃つのはここ!!私の狙いは最初から一つ!!」

巨人の本体は普通に考えればうなじだ。
だからここを吹き飛ばせばエレンが出てくる可能性が高い。

「進撃の巨人の首一つ!!」
「待って!!」


「消え失せろ!!悪夢!!」


ピークが起爆装置を引こうとした瞬間だった。
車力の後方に戦鎚の巨人が現れ、槍で車力の体を貫いた。

「ピーク!!」

ライナーが向かおうとするが、後ろから顎の巨人が攻撃してきた。
ライナーにはその顎が何者かが分かる。


「ガリアード!!」
「こっちだ、ライナー!!そいつの動きを止めろ!!」

ジャンが雷装を構えたが、後ろから来ている巨人に気付いていない。
食われそうになる直前にリヴァイがジャンの体を引き、間一髪の所で回避した。

「兵長!!」
「クッ」

ズキンっとリヴァイの体が痛む。
するとリリアがリヴァイの体を支えた。

「大丈夫?」
「あぁ…!!急げ……アルミンを取り戻すぞ!!それ以外に活路はねぇ!!さもなくば全員ここで犬死だ!!」

皆が一斉に巨人の群れを掻い潜りながら後方へ向かう。
一体一体巨人を倒しながら進んで行くがある所で皆が足を止めた。
現れたのは超大型巨人、ここにいる全員がよく知っているベルトルトの超大型巨人だった。

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