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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第80章 #80 エレンの居場所



「じゃあお詫びに友達になって!!」
「嫌です。しつこいですね」
「……即答……何で?何で??」
「貴女と友人になったらロクな事がなさそうだからですよ……リヴァイ兵長やハンジさんを見ていたらよく分かります…」
「……反論できませんね!」

すると船が少し揺れた。
どうやらオディハの港に着いたようだ。

「…着いたかな。じゃあ真面目な話するけど、エレンの行き先教えて」
「……いきなりですね。ハンジさんが来るってさっき言わなかったですか?」
「そんな変わらないでしょ?教えて」
「貴女には言いません。出て行ってください」

リリアは頬を膨らませてイェレナを見た。
真面目な話をすれば会話が続くと思ったがそうはいかないらしい。

「イェレナ絶対私に嫌がらせしてるでしょ?!」
「あー!もううるさいです!!後でちゃんとハンジさん達には言います」
「なっ!何で私には教えてくれないの!!」
「貴女には言いたくない!!なんか言いたくない!!」
「何でー?!」





その頃、オディハに到着し飛行艇を運び出したアルミンやジャン達、とにかく整備を急がなければならない。

「急げ!!」
「クソッ!爆薬が邪魔だ!!」
「切り捨ててしまおう」

飛行艇に巻かれた爆薬。
港では飛行艇を爆破されるかもしれない危険な物だったが、もしかしたら何かに使えるかもしれない。
アルミンは皆を止めた。

「…待って。何か…使えるかもしれない。飛行艇に積んでおこう」
「あぁ…エレンに使うのか?」
「…それは……わからないけど」


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