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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第77章 #77 私は強い



「フロック!!」
「分かってる!!雷槍は車力に打ち込め!!対人装備で裏切り者を討つ!!同時にやる、一斉攻撃だ!!死守せよ!!この島を!!俺達の国を!!」

フロック達がピークに向かって飛び出したが、先にピークの前に飛び降りたのはリリアだった。

『リリアっ?!』

向かってくるフロック達を迎え討とうと体勢を屈め、睨みつける。

『リリア!!やめなさい!!』
「クソォ!!この悪魔の妹がぁぁぁぁ!!!殺せ!!」

「リリア!!!逃げろ!!無理だ!!!」

ハンジが叫ぶがリリアは退かない。
そして瞬間飛び出すと一気に兵士達を斬っていく、返り血を浴びながら斬り、斬り、また斬る。
ハンジやミカサもリリアの方へ向かおうとするが攻撃が止まずになかなか近寄れない。

リリアの左腕に銃弾が当たり、一瞬動きが鈍った所をフロックは見逃さなかった。


「撃てぇ!!!車力よりも先に殺せ!!」
『リリア!!!』

その時だ。
空が光り輝き顎の巨人が飛び出してきた。

ファルコが巨人化したのだ。


「まさかファルコが!?」
「ここは任せたぞガビ!!」
「はい!!」

マガトはそれを見ると、その場をガビに任せて船から降りた。
ファルコは次々と兵士達を攻撃し、そのおかげで敵の連携が崩れた。
その隙をついて皆が兵士達を斬っていく。


「クソォォォオオオ!!!」
「あっ!!一人抜けた!!」

激しい戦闘の中から一人飛び出したのはフロックだ。
フロックの構えた雷槍は船を狙っていた。


「エルディアを救うのは!!俺だ!!」



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